■しゃーぷぺん



「あら、星さん。お絵描きしてるの?」

「うん!これが太宰でー、こっちがどっぽ」

「ふふ、お上手ね…あら?」

「ん?」

「持ち手に何かついていません?」

「えっ、どこどこー」

「取って差し上げますわ」

ぺりぺりぺり…

「シール?」

「みたいですわね。
えーと…『このペンを拾った美しい方、私と心中しませんか』…」


「太宰だね」

「太宰さんですわね」


「新一が拾ってくれたのかい!?」

「あら、太宰さん」

「星、何時も太宰と心中ごっこしてるじゃないか」

「心中ごっこ?何時?」

「入社試験の時とか、一番最近だと敦君の時とか、何時心中してても可笑しくなかったんだからね」

「ああ、成る程。そういう意味か」

「だからこれは無し!」

「つれないなあ。一寸、一寸でいいから」

「どっぽー!太宰がお仕事さぼってるよー!」

「…今日という今日は報告書を出すまで帰さんからな…(首根っこ掴み)」

「あ、ちょっ、待っ」

「お仕事頑張ってねー」

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ヤマなしオチなし。
今度発売のボールペンとシャーペンを見て、咄嗟に走り書き。
本当に購買意欲が湧きますね…探偵社備品風…



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