カゲプロ メカクシ団っ子


注)いきなり始まっていきなり終わるカゲプロ夢の書き出し。






「ちょ、ま…うぎゃーっ!!」

只今時刻午前8:00

「っつー…」

徹夜明けの朦朧とした頭で部屋を徘徊し、絶賛建設中だった本の塔(高さ2M程積んだ本)に蹴つまずいて転倒。
更にバサバサと数10冊もの本が頭の上に降り注がれ、嫌でも目を覚まなくてはならない結果となった。
「今日はまた派手にやったねー」
「きお大丈夫…?」
つかつかと部屋に入って来て私を助け起こすのはカノ、入口でそっと様子を覗いているのはマリー。
「っとと…ごめんねマリー、驚いたろ?」
「ううん!私は大丈夫…きおは?」
「私は見ての通り頑丈だからさー」
ケータイの文字盤模様のパーカーを羽織りつつ、マリーに向かってにこりと笑うと、マリーも安堵の表情を見せる。かわいいなー。本当マリーは何時見ても癒しだなー。…と
「あれ?キドは?」
「今出掛けてったとこ」
「昨日言ってた新人の?」
「そうそれー」
適当に返事を返しソファてゴロゴロと寝返りを打ちながら読むのは<八十年代ファッション!!>と見出しにかかれた雑誌で、正直カノの趣味を疑う。
「きお、お茶はいったよ…」
「あ、うん!ありがとマリー」
私のマグカップには黄金色の紅茶がいいかんじに入っていて、ほんのり湯気が上がっている。私は半分位お腹に入れてから顔を上げた。
「うん、今日もおいしい!」
「本当!?よかった…」
ぱあっと笑うマリーに抱き着くと、少し困ったような照れたような笑いが帰ってきた。…天使かな。
「私もコンビニ行ってこよ」
「ならついでにこれも買ってきてー」
ひらひらと紙切れを私の前で振り、カノが言った。私は強引にもぎとると、中を確認。お菓子、ジュース、雑誌…
「自分で買いに行けっての」
「何か言ったー?」
「別に、行ってきます」
「いってらっしゃい…!」
パタパタと手を振るカノと、ニコニコ笑うマリーに見送られ、私は家を出た。






『は、はじめまして、ときわきお…です』
いつだったかの思い出、私が孤児院を出た時のこと…
私は二年前までは<キサラギ>さん家の子だった。
<キサラギ>さん家にはお姉ちゃんとお兄ちゃんがいて…お姉ちゃんは可愛くて、お兄ちゃんは凄く賢い人で、私は皆に自慢しまくった。
それ位あの家が大好きだった−あの事が起こるまでは−


「…ん、きおか?」
「え!?あ、キド!」
前から歩いて来る見知った顔に挨拶をする。キドはひょいと片手を上げ、こちらへと向かってきた。
「新人さんまだ?」
「ああ、探してるんだがな…」


…こんな感じで書きたいなー…とは思ってるけどなかなか続きが書けない…。





2014/02/22 00:07



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