小ネタ2(クリスマスに欲しいもの)
「タマキ。クリスマスには何が欲しい?」
「何でもいいのか?」
「俺に出来ることなら何でも」
「何でも? ……じゃ、お前が欲しいな」
「お、俺?」
「うん。お前の全てを俺にくれる?」
「お、おう。……わかった」
とは、言ったものの。
タマキが俺を欲しいっていう事は……
「お前を食っちまいたいってことだろうな」
とヒカル。
「や、やっぱり。そうか? そういう意味なのか?」
「うんうん。イブにはベッドの上で『eat me』ってカードをつけて待ち伏せするといいかも。全裸で」
「『drink me』でもいいんじゃないか。下のほうにリボンで結わえて」
とキヨタカ。
それを聞きながら、真っ赤になりながらカゲミツが叫ぶ。
「お、お前らに相談した俺が馬鹿だったよ!」
「カゲミツってからかい甲斐があるというか」
「かわいすぎる」
「タマキがからかいたくなる気持ちもわからないでもないな…」
「いや……案外、マジかも」
さて、その真意は?
クリスマスのお楽しみ……である。
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