それすらも愛しき日々８（トキオ）

余談…。

「ところで、相手のこと思うだけでいいなんて、今までのタマキたちとなんらかわらないんじゃない？」

トキオの問いかけに。

「思ってるだけだと？」

キーボードを打つ手を止めてカゲミツが睨む。

「そんなわけねーだろ」

手元の画像を見せながら答える。

「俺は、ただ単に思い続けるだけじゃなく、ずっとタマキを見守り続けるからな」

そこには、今もリアルタイムに集められてくるタマキのデータが表示される。

「それってストーカーなんじゃ…」

という突っ込みは無視。

「もし、タマキが不幸な目に合ったら、すぐさま奪い返してやるぜ」

「…カゲミツの腕でどうやって？」

「そのために、お前ら便利屋がいるんだろ！？」

「え…？そうだったんだ」

「２人を雇ってタマキを奪還しに行くぜ！」

「俺たちは奪還屋ですか…」（ジャンルちゃうで…）

「そーゆーことだ！」

「…お前に惚れるなあと言ってる俺に、恋敵を奪還させるなんて…。カゲミツも酷だね」

「どこまで本気だか」

「…はいはい。そーゆーことなら、本気見せちゃいますよ」

「え？」






…その後の展開は、ご想像にお任せします。






※「GetBackers -奪還屋-」はマガジンに連載されていた漫画のタイトルです。

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