2010 / 11 / 06
目の前にたかがゲームに情けなくビクビクするヤローがいたら、もっとビビらせてやりたくなる。これって人として正しい本能だよな。そんな純粋な悪意8割と、残りは認めたくないがちょっとはこっちも構えよ的な気持ちで、
「フッ、」
背後から、耳を狙っておもくそ、息をふきかけてやった。ちなみに長めのモーションでおどろおどろしくドアが開こうとする、まさにその瞬間に。
「……っ!」
びっくんとショットガンで打ち抜かれたゾンビのごとく跳ねた肩は、一瞬で視界から消えた。…いや訂正、雰囲気を出す為という理由で立ったままゲームに興じていた男は、目下見事な尻餅をついていた。
「な。ななな」
ヘイ何が起こったんだ信じられないぜという目がこちらを見上げてくるが、俺としてはここまで大袈裟な反応のが信じられねえんだが。慣れないゲームによっぽど集中してたんだろうか。
「あ〜…」
けどその顔面がいっそ蒼白なので流石に可哀相になり、ぽり、と頭をかいて、足を開いてしゃがみ込む。
「驚かせて悪かったな」
ちゅ。
目の前の唇を鮮やかに盗めば、青かった顔は一瞬で赤く染まった。あー…、やっぱり可哀相より、可愛い、かも。
「いきなり何すんだこのアホエロ天体ギャー俺のクリスが!雑魚ゾンビに!食われてる!」
「こういうのは謝ったモン勝ちだろ?」
「うん、もう一生お前とゲームなんかしない」
Wiiを初めてプレイするリクと、教えてやる星という萌えシチュについかっとなって書いた。勝手にちづさまに捧げますすみません><
ゲームはバイオリメイクだよ!クリスは俺の嫁