*アホですがげろとかそんな話ですので苦手な方はバックです!! 「…吐く…」 深夜3時も過ぎた頃、執拗になるインターホンに、慶ちゃんとかだったら殴ってやると起きあがった俺様に、誰か素敵なアドバイスをください。 Q.予想に反して恋人が泥酔してげろ吐きそうと訴えてきたら。 「わー待って待って待って!!トイレまで待って!」 「う゛、」 取り敢えず肩を抱えて部屋の中へ入れる。おぼつかない足取りのせいで体重がかかるけど部屋で吐かれることを考えたら構ってもられない。 「はーい着いたよー」 便座を上げて顔を近づけさせる。伊達ちゃん男の子なのに女の子座りできるんだなーとか関心したのはまた別の話。 狭いトイレにぎゅうぎゅうになりながら伊達ちゃんの背中を擦ってやる。 「は、う、」 「全部出しちゃいなー」 苦しそうに息をしてるのを見るとなんだか可哀想になってきてインターホンによって目を覚まされたときの怒りもすっかり忘れ、甲斐甲斐しく世話を焼く。 しかし伊達ちゃんはえづくばかりでなかなか吐けないみたい。 「伊達ちゃん、出ない?」 そう訊ねると伊達ちゃんは長めの髪をさらりと耳に掛け、目元は赤く濡れていて、白い頬にはお酒により朱が差した、つまりなんとも色っぽい顔でこっちを向いた。 「んっ、はぁ、で…ない、」 Q2.泥酔してゲロ吐きそうな恋人に有ろうことか欲情してしまったら。 「……」 「はぁ、ひっく、さすけ、でない…」 苦しい、と訴える伊達ちゃんは涙をポロポロ流しだした。うん。お酒の力って分かってる。でもこれは、正直えろい。 「だ、伊達ちゃん、頑張って。ほら、指入れてみる?」 言った後に今のは完全にあれだね、えろだね、と思ったけど他意はなかった。すると伊達ちゃんが落ちてくる髪の毛を押さえながらぽつりと応えた。 「ん、いれて」 ぱくりと開けられた口には真っ赤な舌。なんで目まで瞑ってんの、と思いながら噛まないでね、と(そしてまた悶える)人差し指と中指をそろりと突っ込んでみる。生温かい口腔内を進み咽まで指先を伸ばす。 「う、ん」 「苦しい?」 「へ、きっ」 Q3.恋人のゲロ吐く直前の声が喘ぎ声にしか聞こえません。 なんて馬鹿なことを考えていたほんの一瞬。 「おえ」 指に伝わるあったかいもの。えろさの欠片も無い声。 「指抜くタイミング…逃しちゃった…」 げろにまみれながら指を引き抜くと便器に顔を突っ込む恋人の姿。 俺は伊達ちゃんの背中を軽く擦り立ち上がると洗面所で手を洗い、ミネラルウォーターのペットボトルを冷蔵庫から取り出す。ついでに後でウコンでも買ってやろうと思いながら。 A.実際に吐かれると変な気の迷いも綺麗に消え失せます。 あとがき すすすすみせん(((゜д゜;))) なんか酔っぱらってげえする筆頭かわいいなって思ったらこんなことに。あれー。佐助途中まではなんかムンムンしてたのにゲロ吐かれて、冷めたみたいになってますがきっと本人はほっとしただけです。その気になっても相手が体調悪いのにどうしよう、って感じだったので(´∀`) こんなお話にお付き合いくださりありがとうございました!!嫌いにならないで下さい 笑 |