邪念ばっか! 3/13 21:26


「その、そ、某は気持ち良い…のだが、相手はどうか、わからぬというか、」

酒の席だ。下ネタも性事情も洗いざらい話してしまうのも仕方ないし、逆になければつまらない。でも。

「ずっと、眉間に皺が寄ってるし、も、もうどうすれば良いのやら、」
「Hey、幸村その辺でやめとけ。佐助が泣くぞ。」

弟というか、子供のような幼なじみの性事情なんて俺様聞きたくないんです。

「しかし、挿れるときに」
「わーっ!」
「ちょっと佐助うるさいよ!幸村、気にせず聞きたいことは聞きなよ?」
「うむ、かたじけない、慶次殿。」

横でこしょこしょと話し出したふたりを背に俺は政宗に抱きついた。くそう、慶ちゃんめ!濡れやすいとか濡れにくいとか旦那にそういう知識植え付けてんじゃないよ全く!うわーてか旦那ラブホとか行くんだ、うわーやだ。

「佐助、」
「なぁに政宗。」
「スウェット濡れてるから顔上げろよ。しゃぁねぇだろ、幸村だって男だ。」
「違うのー!旦那は男だけどさぁ…てゆうか彼女出来たの半年前だよ?早いよ!なにもうえっちしちゃってんの?旦那ゴムの付け方知ってんの?」
「うわお前ほんと引くわ…」
てめぇなんか付き合う前から俺とセックスしてたじゃねぇかと政宗が怒鳴るけどそんなの知るか。
「それで、体位が、」
「体位とか言うなあああ!」




▼実話。
佐助は幸村の性事情を知れば泣くと思う。慶次は喜びながらも照れると思う。
筆頭は受けだからよくわからなければいいと思う。

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