Épelons chance | ナノ



skit

■愛されジェイド

ナタリア
「大佐は愛されていますわね」
ジェイド
「どうでしょうか」
ナタリア
「あんなにも熱心に思っていてくれる友人たちに囲まれて、幸せですわね」
ジェイド
「人前で祭り上げられて、恥ずかしいだけですよ」
ナタリア
「そんなことお言いになって、嬉しいのではありませんか」
ジェイド
「そう見えますか?」
ナタリア
「ええ、とっても。ミカルもそうですが、ディストも大佐のことが大切なんですのね」
ジェイド
「あっはっはー。気持ち悪いです」
ナタリア
「いけ好かない男ですけど、あれも行き過ぎた愛情表現なんですわね。ミカルが話しているのを聞いてわかりました」
ジェイド
「やはり公開処刑でしたねぇ」
ナタリア
「よいではありませんか。そうまでして想われているだなんて、素晴らしいことですわ」
ジェイド
「人徳ですかね」
ナタリア
「……どこに惹かれてそうなったのかは、わかりませんけれど」
ジェイド
「人のよさに決まってるじゃありませんか」
ナタリア
「なんだか納得いきませんわね」
ジェイド
「純真な年よりをつかまえて何を言うんですか」
ナタリア
「……そういうところが信じられないのですわ」


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