ナタリア | 「大佐は愛されていますわね」 |
ジェイド | 「どうでしょうか」 |
ナタリア | 「あんなにも熱心に思っていてくれる友人たちに囲まれて、幸せですわね」 |
ジェイド | 「人前で祭り上げられて、恥ずかしいだけですよ」 |
ナタリア | 「そんなことお言いになって、嬉しいのではありませんか」 |
ジェイド | 「そう見えますか?」 |
ナタリア | 「ええ、とっても。ミカルもそうですが、ディストも大佐のことが大切なんですのね」 |
ジェイド | 「あっはっはー。気持ち悪いです」 |
ナタリア | 「いけ好かない男ですけど、あれも行き過ぎた愛情表現なんですわね。ミカルが話しているのを聞いてわかりました」 |
ジェイド | 「やはり公開処刑でしたねぇ」 |
ナタリア | 「よいではありませんか。そうまでして想われているだなんて、素晴らしいことですわ」 |
ジェイド | 「人徳ですかね」 |
ナタリア | 「……どこに惹かれてそうなったのかは、わかりませんけれど」 |
ジェイド | 「人のよさに決まってるじゃありませんか」 |
ナタリア | 「なんだか納得いきませんわね」 |
ジェイド | 「純真な年よりをつかまえて何を言うんですか」 |
ナタリア | 「……そういうところが信じられないのですわ」 |