ルーク | 「結局全員ついてきちまうんだもんな…」 |
ガイ | 「ついてきて欲しくないんだったら、もっとうまい言い回しを考えろよな」 |
ルーク | 「咄嗟にピオニー陛下の求婚なんて嘘、思いつくかよ!」 |
アニス | 「嘘でも羨ましい〜」 |
ミカル | 「わたしとしては心臓によくないからやめて欲しいわ……」 |
ティア | 「どういう意味?」 |
ジェイド | 「あながち間違っているとも言い切れませんからねぇ」 |
ミカル | 「頭が痛くなるからやめてください…」 |
ルーク | 「そんなペラペラ嘘が喋れるような人間じゃないんだよっ、俺は」 |
ガイ | 「まるで俺たちが嘘ばかりついてるような言い方はやめてくれ」 |
アニス | 「でもさらっと嘘をつけるのはそういうことだ!あ〜あ、大人ってこわい」 |
ジェイド | 「それだとミカルも嘘つきになりますが、いいですか?」 |
ミカル | 「嫌ですっ!別に今回のは嘘ではなくて、助け舟を出しただけです!」 |
アニス | 「でもびっくり。ミカルは嘘つくの上手くなさそうと思ってたけど、簡単に喋るんだね」 |
ミカル | 「それは便宜上の手段であって……」 |
ジェイド | 「方便も嘘ですよ」 |
ミカル | 「もうっ!あなたが喋るとややこしくなるから黙ってください!」 |
ジェイド | 「怒られてしまいました〜。ははは」 |
ルーク | 「…ジェイドは真正の嘘つきって感じだよな」 |
ガイ | 「ああいうのを『口が回る』って言うんだよ」 |
ルーク | 「ああなるくらいなら俺、行き当たりばったりでもいいかなって思うよ……」 |
ガイ | 「旦那のは行き過ぎだっつーの。お前があそこまでいったら、俺だって引くわ」 |
ジェイド | 「何事もほどほどが一番ですね」 |
ミカル | 「あなたが言う言葉ではありません」 |
ジェイド | 「これは手厳しい」 |
ミカル | 「怒りますよ!」 |
ガイ | 「……ミカルは旦那には容赦なくツッコむよな」 |
アニス | 「あんな苦労する大人にはなりたくない……」 |
ティア | (……アニスは今でも十分苦労している気がするわ) |