.*思い出の中の痛みと光*.





 その声が、その手の温もりが恋しい…

 会えないことが堪らなく寂しい…


 メール1つに心が震え、電話一本で胸が高鳴る。

 ときめく胸の苦しさも、それが彼だからこそなのだと気がついて、また幸せを感じる。


 知るほどに甘く痺れるソレは、体中に染み渡るような喜びに満たされていく。


 知らされずに育った過去が、愛しい人を縛る傷が…


 どんなに心を揺さぶろうとも、きっと乗り越えて行ける。


 迷ったりなどしない。



 あなたを失いたくないから…





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