「臨也君は本当いい子だね」


「ありがとう。姉さん暫く仕事ないよね?明日から何する?あ、波江を暫く休みにしようか?」


「波絵ちゃんに仕事してもらわないとここ片付かないからちゃんと来てもらいなさい。それに臨也君は仕事でしょ?仕事終わった後なら何でも付き合ってあげるから」



回転椅子を回転させようとする姉さんを腕から解放すれば180度回転して俺と向き合う形になる。




「ありがとう!姉さん大好き」


「あ、あの袋の中においしいスコーンと臨也くんの分の珈琲入ってるから食べてね」




姉さんは俺の愛の言葉をスルーしてスコーンを取りに行く。

まあスルーなんていつものことだから気にしないけどね。




「ありがとう。今度は俺が姉さんに何かおいしいもの買ってくるね」


「んー、露西亜寿司の大トロがいいな」


「じゃあ今から池袋デートでも行く?」


「そうだね、臨也君のおごりで」



姉さんを愛してる俺はおかしい?

でも誰に何と言われようが俺は姉さんが好きだ愛してる。



暗闇がいつか僕を食べにくるまで



(俺が姉さんを愛してるのっておかしいかな?)
(いきなりどうしたの?…そんなことないと思う。私も臨也君好きだし)
(そっか。そうだよね。俺おかしくないよね)



-END-




あとがき


ゆき様リクエストの臨也の姉で臨也がシスコンな日常設定でしたー。

いかがでしたでしょうか?


一方通行な臨也とそれをうまく?スルーするヒロイン。
この設定おいしいですね!!(じゅるり←

津屋崎も臨也を飼い慣らしたいものです。

ではリクエストしてくださったゆき様ありがとうございました。




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