封筒を差し出され受け取る。
例の資料、スカーのことについて書いてあるはずだ。


「あと、これは余談だけどセントラルはこの件から手を引くらしいわよ。セントラルで持て余した事件を解決すればマスタングの株も上がるんじゃない?」

「そうですか…良い情報ありがとうございます」


流石セントラル一の情報網。


「貴方がこの事件解決してくれればあたしも貴方のこと推薦しやすいし」

「どういう意味でしょうか?」

「なに、マスタング。貴方ここで終わるつもりなの?」


目を丸くされた。いや、逆に私が驚いたのだが。


「いえ、そんなつもりは…」

「でしょ?貴方のセントラルへの推薦状はもう出来上がってるわ。あとは…マスタング、貴方次第よ」

「本…当ですか?」

「えぇ、いい頃合いだと思ったら部下を連れてセントラルに来なさい。歓迎してあげるわ」


そう言うと准将は席を立つ。


「准将、あの…」

「ん、どうした?」


思わず呼び止めてしまった。
言うなら今しかない。


「私がセントラル勤務になったら祝いとしてデートしてくれないですか?」


「何それ、告白のつもり?」

(…)
(うーん、いいけどあたしより階級高くないと夜はないわよ)



-END-

確かに恋だった様よりお借りしました。




[*前] | [次#]
戻る
「#オメガバース」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -