名前は書いてないけど100パーセントハンジのだ。
巨人と添い寝なんて普通考えられない。でもハンジは巨人ヲタクの変態だからそれができる。
そんな変態クソ眼鏡ハンジのことだ、きっと巨人に一晩付きっきりで朝まで戻ってこないだろう。
もしかしたら、じゃなくて確実に、だ。

駄目だ、一人で寝れないのにハンジも駄目だなんて。

毎回壁外調査から戻ってきた夜はこうだ。そして眠れなくなって毎回ハンジのところにお邪魔する。




「困ったな」




ハンジ不在で困った結果団長のところも少し覗いてみたけど忙しそうだった(早く寝ろよ)。
試しに自室に戻ったけどやっぱり眠れない。
これが壁外調査後じゃなければ徹夜でもいけるんだけど身体共に休息を欲している。何が何でも寝たい。




「もしもし、なまえだけど」




夜分遅くに申し訳ないんだけどももしかしたらまだ起きてるかもと思いリヴァイの部屋へと向かう。




「…開いてるから勝手に入れ」


「ありがとう、失礼します」




ドアノブに手をかけそーっとお邪魔する。
椅子に座り机に向かって本を読んでいるリヴァイが少しこちらを見て溜め息をつく。




「お前なぁ、壁外調査はあんなに生き生きしてるくせに帰ってきた夜死にそうな顔すんのやめろ」




毎回だろ、と。
今まで壁外調査後にリヴァイの元へお邪魔したことはないから知らないはずなのに、もしかしてハンジの部屋に行くときに見られてたりしてる?





[*前] | [次#]
戻る
「#年下攻め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -