「壁外調査の時だけはなまえとコンビのリヴァイを気の毒に思うよ」


「ハンジまでひどい!陣形崩さないよう気をつけて戦ってるよね、リヴァイ?」


「嘘つけ、陣形崩しまくりなんだよクズ、まぁ遠くで勝手にやってるから構わねえけどな」


「でも君たちナイスコンビだね。なまえはリヴァイしか面倒見られないよ」




基本的に15メートル級とか倒すときは役割分担して二人がかりで討伐する。だけど一人で巨人をバンバン殺したいわたしとしては二人で仲良く、というのがどうしても足を引っ張られてるように感じてしまうのだ。勿論必要なときは協力するが一人でやれそうなことも二人でするのは技術も上がらないし好きじゃない。
だからわたしは強い人としか組めない。そういう意味ではリヴァイは相性がいいと思ってる。




「確かにわたしもそれは思う!組んでくれてありがとうね」


「…俺は嫌なんだがな」


「次もよろしくお願いしますね?リヴァイ兵長」




リヴァイを守りたいと思っている。でもリヴァイは一人で戦えるから助けは滅多にいらない。でもいつか危なくなくなったときのためには、一人で戦えなければ駄目だ。わたしはまだまだ弱いからもっと強くならなきゃいけないのだ。




***




「リヴァイ兵長!右前方に通常種のような巨人5体発見。とりあえず殺しに行って良いですか?」


「陣形崩すなよ」


「了解!」




まっさらな平地。直接巨人にワイヤーを刺すしかない。
巨人に向かっていきすれ違ったところですぐ引き返し背中にワイヤーを打ち込む。






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