「えー!?リヴァイが休みなのは知ってたけど今日なまえも休みなの?」
「わたしは休みだけど…リヴァイも休みなんだ?」
「そうだよ!わざと二人で休み合わせて何処かくのかと思った」
「…行くわけないでしょ」
書類の山がひとしきり片付いたから団長に言って休みをもらったのだ。意味深な笑みを浮かべて『仲良くな』って言ってたのを思い出した。その時は意味がわからなくて聞き流したけどもしかして団長はハンジと同じような勘違いをしたのかもしれない。
「そっか、残念。じゃあゆっくり休んでね」
「うん、報告書一件終わったらゆっくり休むわ」
ハンジは仕事頑張って!と朝食を食べ終わりお互い手を振って別れる。
「さて、頑張るか」
執務室にノックして入るが誰もいないよう。
机は昨日力尽きて片付けなかったからぐちゃぐちゃのまま。まぁその方がやりやすいし早速最後の書類に取りかかる。
昨日の夜いきなり今日までとか言われて、でももうデスクワークのし過ぎて死にそうだったからその書類を今日に回したわけだけどやっぱり昨日やっておけばよかったかもと少し後悔。
「んー、あとちょっと」
伸びながらこれからどうしよう、と考えていた。欲しいものもあるしとりあえず街に行きたい。でも一人で行くのも寂しいから今日午後は暇って言ってた団長あたりを誘おうかな。久しぶりの休みだし引きこもりはもったいない。
「お前今日休みじゃないのか?」
「リヴァイ!!」
予定を頭の中で練ってたからかリヴァイが執務室に入ってきたことに気がつかずいきなり話しかけられたことに体がびくっと驚いた。
あれ、今日リヴァイも休みのはず?何でわたしが休みなことも知ってるんだろう。
「ハンジがさっきお前が休みだってどうしようって騒いでた。あとエルヴィンも言ってたな」
「リヴァイってエスパーなの?」
「お前がわかりやすいんだ。全部顔に出てる」
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