「お待たせしました」


「うん、待たされ過ぎて餓死するところだった」


「自業自得です。そのまま死ねばよかったんじゃないですか」




臨也さんがあたしにくっついてなかったらもっと早く出来たわけだから本当に自業自得。




「酷いなあ。まあ、俺がくっついてても普通に行動出来るようになるのが四年目の目標だね」


「じゃあもっと軽くなってください。せめて10s代」


「まあそんなことはおいといて」



早くしないとご飯冷めるよ、臨也さんが手を合わせたからあたしも手を合わせた。

っていうかあたし臨也さんのペースにうまく嵌められてる気が…。

まあいっか、




「「いただきます」」



***




「まったく…、朝っぱらから痴話喧嘩なんてやめてよ」


「波江にはそう見えるの?光栄だね」


「いくら波江さんでも怒りますよ。どこをどう見たらこれが痴話喧嘩に見えるのでしょうか?そして臨也さんは何が光栄なのでしょうか?貴方は早く顔洗って眠気を覚ましてください」




いつもどおりに会話をしてただけ。何が痴話喧嘩に見えたのか本当に不思議。




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