「っていうか何で聞かれたことにそんなに詳しく答えてくれるの?」


「私の裏事情を聞きたくてここに来たんじゃないんですか?」


「まあ…、それもあるよね」


「だったら気が済むまでどうぞ」




思ってたよりこっちのことも知ってるみたいだ。
まあ俺の方がまだ上手だけど。




「ありがとう」




それから俺は色んなことを聞いた。
学校とか趣味のこととか。
だいたいは俺の集めた情報と一緒だったけどね。




「ごめんね、質問攻めみたくしちゃって」


「全然大丈夫ですよ。質問されたことに答えるだけだけど折原さんと話すのおもしろいって思いましたし」


「俺もなまえちゃんと話すの楽しいって思ったよ?」


「それはよかったです」




本来俺がここに来たのは彼女のことを知りたいっていうのもあるけど他にもう1つ目的があったりする。




「ねぇ、なまえちゃん」


「何ですか?」


「1人って寂しくない?」


「んー?」




彼女を俺の手駒にすること。



***



パソコンに詳しくてパソコンを弄ってるだけで自然と情報は入ってくる。おまけにハッキングとクラッキングもすごいなんてそんな逸材そう滅多にいるもんじゃないし絶対楽しくなる。




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