「クラスマッチとか興味ないね」


「あたしも右に同じ」




一時間目のLHRは一週間後にあるクラスマッチの競技についての話合いだ。

でもさっきも言った通り臨也と同じで興味はない。
どちらかと言えば見てるほうが楽しいし。

ざわざわした中で言ったから聞こえてないと思ったけど前で話し合いを取り仕切っていた京平には聞こえてたみたい。




「よし、わかった。お前らペアでテニスな」


「は?」


「ドタチン馬鹿でしょ。俺らがペアになったらどうなるかわかんないよ」


「なまえは中学の時テニスしてただろ?それに競技は女子が出たら得点が倍になるし」


「してたけど…。だからって臨也とペアって」


「決定。お前らに拒否権はないから」




それだけ言うと次のバドミントンの参加者を決め始める。

最悪だよ。確かに中学の時テニスしてたけどそんなに強かったわけじゃないし。
それに…




「なまえ、ドタチンが決めたからしょうがなくやるけど俺の足だけは引っ張んないでね」


「そ、それはこっちの台詞」




ペアが問題。

臨也は専門的にやってたわけじゃないけど前に一回体育で見た時うまいと思った。

というかこいつ何でもできるからな…。

最終的にあたしが
足引っ張ってキレられそう…。




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