短編
- ナノ -


 歩く速度で


 ダンデ?と観光客に驚いた顔で指さされた瞬間、ほんのちょっとだけダンデの顔が引き締まった。Tシャツと海パン姿で今の今まで、波打ち際で子供みたいにはしゃいでいたのが嘘のように、対人用の顔を一瞬でして、ファンに向けるためのちょっと気取った顔つきになる。それに私はその背中に隠れて噴き出すのを堪えていたわけだ。

「すまないが今はプライベートで……それアローラのロコンか!?」
「え!?はい……さっき交換してもらって……」
「バトルできるか!?」
「いや……それはちょっとまだ……交換してもらったばかりなので……」
「そうか……」

 ダンデの勢いにあっという間に怯む、観光客の男性の腕に抱えられる真っ白なロコンが、こぉん、とか細く鳴いた。それに、ダンデも瞬く間にしゅんとなる。波打ち際を歩きつつも、ナマコブシが!とかケイコウオだ!とか、一部はガラルでも何度も見たポケモンにも一々目をキラキラさせていたダンデが、珍しい姿のポケモンを見たら居ても立ってもいられなくなるに決まっていた。どうせ、あの頭の中ではここにいる理由も、私のこともすこんと抜けているに違いない。普段だったらしょうがないな、とこちらが大人のつもりになって笑って許してやるが、今ばかりはそれを看過してやるつもりはない。だから、これ見よがしに咳払いしてやれば、途端に体をびくりと震わせたダンデが、しまったと言いたげに私を振り向いた。

「バトルするなら、私、あっちで遊んでるから。あ、パーカーだけ預かって」
「嫌だ!」

 誰かさんがうるさいからせっかく常夏の気候でも羽目を外せず、おニューのビキニも人目に晒さずにパーカーを羽織って、可能な限り肌を隠していたのだ。誰かさんが私を放ってバトルしたいって言うのなら、大人しく言うことをきいてやる必要もないわけで。なのに私がパーカーを脱ごうとしたら駆け寄ってきて、ジッパーをがしりと掴んで脱ぐことを強く阻止する。

「あの、お邪魔してすいませんでした」

 慌てるダンデを見てか、観光客が居たたまれなさそうに謝ってくれたから、私も苦笑して頭を下げた。SNSに、ダンデが早速尻に敷かれているなんて書かれなければいいなと願う。恐らくダンデがチャンピオンの頃からファンのようだったから、ダンデの不興を買うようなことはしないと信じたい。

「バトル、すればいいのに」
「あのロコンが前向きじゃなかったから、いいんだ」
「別に、あの人だけじゃなくても」
「イリスがいるんだ。一週間、イリスを優先するって決めている」
「へぇ、でもロコンとバトルしたかったんだ〜」
「……」

 ぐっ、と喉を詰まらせて申し訳なさそうに小さくなるダンデに、そこまで怒っていないのにからかい過ぎたと、ちょっとばかし反省の気持ちが芽生えたので、意地悪してごめんね怒ってないよ、と口の端っこにキスをした。そうしたら、一瞬でダンデの笑顔が花開く。でも、口じゃないのか!?と騒ぐから、さすがに他の客もいるこのハノハノビーチで、そこまで大胆なことはできない。だから、後でね、と適当に笑った。
 日中は客で賑わうこのビーチでは、楽しくは過ごせるけれど、二人きりになることはどうしても難しい。最初はそれでもいいやと思ったが、ダンデはパーカーを脱ぐのを許してくれないし、そもそも泳ぐのはあんまり得意じゃないから、ダンデに手を繋いでいてもらわないと怖くて海の中へは入れない。だけど、少しずつ波に逆らって進んでいくと、すぐ近くには客がいないからか、不思議と二人だけのような錯覚を覚えた。水に浸かった胸から下が見える程澄んだアローラの海はとても美しく、特に浅瀬だと時々ポケモンが泳ぐ様がはっきりと見て取れた。それを眺めていたら、化粧が落ちるのが嫌で顔ごと潜れないのを、少し惜しく思った。海の中は正に、自然とポケモンの楽園なんだろうな。

「潜るか?」
「……メイクがどろどろになる。髪もぎしぎしになるし」
「そっか」

 本当はダンデは潜って海の中のポケモンと戯れたいだろうに、こうして私の手を繋いだままいてくれる。悪いなぁとは思うが、こうやって気を遣ってくれるのに嬉しさがないわけではなかった。さっき言っていた通り、私を優先したいというのは本物の気持ちなのだろう。今まで決して蔑ろにされてきたわけではないけれど、ポケモンとバトル、そして私を天秤にかけると、よく私じゃない方に傾きがちだったことを、ダンデも反省している節が最近見られた。二人で隣り合って座った飛行機の中でも、何やら意気揚々と改めて私を大事にすると言っていたから、こういうところから私を慮ってくれるらしい。
 でも、もったいないな、とやはり思ってしまった。ダンデが好きな世界に触れたいという気持ちがなくもないし、何より、こんなに綺麗な世界が私を包んでくれているのに、その一端にでも触れられないことを、惜しいと感じてしまった。せっかく、ダンデとここまで遥々やって来たのに。

「イリス?」

 ぎゅってたまらず繋がれた手に力を込めると、少し遠くで青空の中を泳ぐキャモメを嬉しそうに見つめていたダンデが、気が付いて不思議そうな顔で私を見やった。
 譲歩を覚えたダンデ。私を優先するって言ってくれた。それが、とても嬉しい。私を一番に考えてくれるってことだから。パーカーは脱ぐなとか、独占欲も強くてちょっぴり困ることはあるが、私のこと、たくさん愛してくれる。だから私達は、今手を繋いで、ここにいる。

「どろどろになったら、ダンデがおんぶでホテルまで連れてってくれる?」

 数秒呆けていたが、みるみると顔が綻んでいくダンデ。好きなことも嫌なことも人それぞれなので、我儘を言ったなんて自分では思っていなかったが、こんな嬉しそうな顔を見られるのなら、どろどろになってもいいかなんて思えた。どうせ海で遊んだ後はそのままショッピングにも行けないし、ホテルに戻るだけだから、どんな顔をしていたってダンデが隠してくれるのなら、今は私がダンデに寄り添おう。
 とは言ったものの、やっぱりどろどろになった化粧とぎしぎしの髪に、うわー!と叫んだ。でも、可笑しそうにダンデは笑うだけだ。笑ってやがる!と肩を適当な力で殴ったら、ダンデはもっとけたけたとする。

「なぁ、どうだった?」
「ちょー綺麗だった!目が合ったらポケモン達も嬉しそうにしてくれたね!」
「ああ、凄く。綺麗だったな。……ぷっ、目の下海藻みたいのついてる」
「……」
「……ごめん、嘘です」

 海藻ってその言い草はないだろ。


  ◇◇


 こそこそと着替えスペースに戻って、これまたこそこそとダンデに隠してもらいながらホテルに戻って、すぐにシャワールームに直行した。熱いお湯が冷えた体を瞬く間に温めてくれて、ホッと力が抜ける。だがしかし、まだこれから夕食のビュッフェが待っているのに、私といえば一度まっさらにしないといけない顔。容赦なくクレンジングを塗り拡げながら、それすらも面白そうに見つめている、頭から豪快にお湯を浴びるダンデに一瞥くれると、何故かダンデは目を細めて笑う。

「俺だけが見られる顔だな」
「いや、友達にもすっぴんみせたことあるから」
「まだ怒ってるのか……!?」
「はは、どうだろうね」

 全裸で慄く姿にくはっと笑った。お湯を弾く鍛え上げられた立派な体には、歴戦の痕が刻まれている。対抗するわけではないが、それに直接触れられるのは私だけだ。でも腹の虫が治まりきっていないのはいないので、敢えて黙っていた。それにちょっぴりしょんぼりとしながらも、がしがしと頭を洗うから泡がこっちに少しばかり飛んできて、丁度お湯で顔を洗い流した後だったからそれを全て避けてみせたら、どうしたことか。私の華麗な避け方がツボに入ったのか蹲ってそのまま笑い始めた。遺憾だが、声を殺して笑うところに本気を感じる。

「でかい図体なんだからもうちょっと遠慮して隅いってよ」
「くっ……ふっ、ぐっふ……くっ……、……っ!」
「ね〜泡もこもこ星人〜私が頭洗えないよ〜」
「ごめっ……だって……!」

 だってもなんもないよ。と呆れつつ、なんだか私まで可笑しくなってきたので、くふくふと笑いながら放置されたダンデの頭の泡に手を突っ込んだ。へたってきていた泡にもう一度息吹を注いでやり、いつも適当に洗う頭皮に爪を立てないよう意識しながら洗っていく。これだけ近くで髪を動かしていると、微かにまだ残った海の匂いがした。明日もまた潮臭くなるのかはまだわからないけれど、アローラの海の匂いは今しか感じられないから、なるべく心に留めておきたいと思う。
 トリートメントまで丁寧にしてやる頃にはすっかりと立ち直ったダンデは、今度は俺が洗うと息巻いていたが、自分のことは適当にするくせに他人に施す際には驚く程上手なダンデの手にかかると、私は途端に眠くなってしまうから「いい」とさっさと手にシャンプーを出した。ショックを受けたように固まったダンデに、早く体洗えと促すと、名残惜しそうに私をじっと見つめたまま静々と体を洗い始める。しかし、私もトリートメントがもう終わるなという頃合いに。段々と強まる随分な熱視線に、いやまさかな、とすっ呆けつつもチラリとダンデを盗み見て、それが予想通りだったというべきか。見るからに興奮している体で、そんなに堂々と立たないでくれと溜息が漏れた。

「いや今更?」
「腕を上げているから、脇がよく見えて、なんだかとてもセクシーだった」
「……夕飯」
「部屋に持って来てもらうサービスもあるんだ」
「……」

 まだ体洗ってないよ、と嘯いた唇はあっという間に寄ってきたダンデの口の中に吸い込まれていった。次いで、俺が洗うよ、なんて声なき声に返事まであった。夕飯どうにかなるならいいのかな、なんて邪な気持ちが首を擡げ、だけどもう少し後の予定だと思っていたから、こちらの思惑が台無しになってしまいそうな気配に、少しだけ抵抗を滲ませてみた。食まれる唇と唇の間になんとか言葉を差し挟んでみる。

「下着」
「んぅ?」
「かわいいやつと、やらしいの。この旅行の為に持ってきてあるのに」
「……」

 一旦唇を止めたダンデが、真剣な思案顔を作った。現金なやつだな、と薄っすら笑いかけたが、盛り上げるための大事なエッセンスでもあるので、そこのところをちゃんと考慮した上で、今始めるのならそのつもりでいてもらわないと困る。
 暫し真剣な顔でまだ見ぬ新たな下着に思いを馳せていたダンデだったが、またキスを再開したので、どうやらこのまま進めることに決めたらしい。また口と口の間で、今度はダンデが「今夜か、明日楽しみにしてる」と囁いてくる。正直私も気分がその気になってきていたから、お預けされたらどうしようかと思っていたので、素直に頷いて、ダンデの首に腕を回した。
 それに、これからは、体を重ねる意味も、場合によっては大きく違ってくる。


  ◇◇


 部屋まで持ってきてもらった夕食を適当に羽織ったバスローブ姿で、ダンデと並んで食べる間、明日の計画で楽しくお喋りをした。さっきまでは最終的にびしょぬれのままベッドまで移動して、そこでシーツをぐしゃぐしゃにしていた雰囲気などそっくりそのまま脱ぎ捨て、明日の話をしていることが無邪気に楽しかった。ダンデも色気も何もなく、ただ目の前にある食事をかっこみながら、私の話に相槌を打ちつつ笑う。でも私は、時々足の間の違和感とずっと戦って、その度に眉を顰めるから、ダンデにちょっとだけ心配された。

「ショッピング付き合ってね。ダンデの行きたい場所にも付き合うから」
「バトルロイヤル!」
「うん」
「あとマンタインサーフしようぜ!」
「水着明日までに乾くかなぁ」

 私のことを優先してくれるって言ったから、今回くらいはそうしてねって思う傍ら、せっかく旅行に来ているのだからダンデのやりたいことだって叶えてあげたい。狭量な女にはなりたくないし、自分の我儘だけ押し通したいタイプではないから。

「ふぅ、腹いっぱいだぜ」
「私も体重たいよ……」
「飯だけが原因か?」
「そういう情緒のないこと言うのさすがって感じ」
「はは、わかった上で俺と一緒にいるんだろ」
「そうだね」

 運動の後の食事って、それだけで見たら健全だな。なんて、私も情緒もないことをつい考えてしまった。

「あ、外ライトアップされてるよ」
「本当だ。夜のプールも面白そうだな。行くか?」
「もう海もプールも入る気はないけど、ちょっと見てみたいかも」
「じゃあ腹ごなしに歩くか」

 ふとベランダの向こう側が、暗いのに明るさを得ていたので、気持ち身を乗り出して覗いた。ホテルの前にあるプールゾーンのようだ。体は重たいし、動くのなら下着が汚れないようにしていかないといけないが、綺麗なものは見てみたい。
 気持ちばかりシーツを直してから、着替えて髪もまとめようと鏡の前に立ったところで、声にならない悲鳴を上げてしまった。首周りや胸元が恐ろしいくらいにキスマークだらけだったのである。シャワールームでもシーツの上でも無我夢中というか、我を忘れていたから、全然気づいていなかった。タンクトップに適当な上着を羽織って外に出る気だったのだが、これでは何も隠せなくて、ジーンズを履いている途中だったダンデに怒りのまま突撃した。そうしたら、私の剣幕にびっくりしたダンデは片足をジーンズに突っ込んだ状態で、間抜けな顔でころんとすっころぶ。いい気味だ。

「これじゃ明日水着着れないじゃん!」
「パーカー羽織るんだから見えないだろ」
「そうだけどそういう問題じゃないよ!」
「まさかパーカーなしで行く気だったのか!?嫌だぞ!イリスの体はもう全部俺のものなんだから!」

 嬉しいような嬉しくないようなダンデの叫びに、だからと言って丸め込まれるのは癪なので少しの押し問答の末、一先ず今はストールを巻くことで解決とした。本当に持ってきていてよかったと思う。ただ、タンクトップにパーカーとストールの組み合わせはいささか不格好なので、コーディネートに少し困った。そうして私が組み合わせに悩む間、ちゃっちゃと着替え終えたダンデが「まだか?」と横からうるさい。しかも、時々目を細めて愛おしそうに首にくっきり残された痕を眺めたり、指先で撫でてくる始末。無意識になのか腹の辺りも丁寧に擽る。誰のせいでこんな要らない悩みを抱えることになったというのだ。

「知ってる?独占欲って、破局の原因になるんだよ」
「!」

 またしょんぼりとして、でも焦ってみたり、ぐぬぬと呻いてみたり。でも俺以外に肌は見せたくない……と頭を抱えるダンデに、馬鹿だなぁと溜息が知らず漏れる。だけど、自分の口角は下がっていないように思えた。



 ライトアップされたプールを眺めつつ。そこは結構人が多くて賑やかだったので、結局早々にプールを抜けてしまった。道ながらに歩けば、日中ダンデと遊んだ浜辺に行きあたる。ここは暗いせいか、今は人がいない。時間的に酒で盛り上がる時間帯だし、ライトアップされたプールの方が手軽に遊べるからか、波の音だけが静寂の合間に耳に入ってくる。遠くからは宿泊客の声も漏れてはいるが、波の音の方が心地良くて、自然と耳はそちらに傾いていく。それに、ホテルから遠ざかれば遠ざかるだけ、人工の音は遠くなっていった。

「涼しいね」
「ああ。気持ちいいな」

 浜辺をダンデと手を繋ぎながらゆっくり歩くと、不思議と気持ちが穏やかになった。自然の音に囲まれながら、一番大好きな人とこうしていると、なんだか世界から切り取られたような錯覚に陥る。ここにあるのは夜の海と、さざ波の音と、ポケモンの微かな鳴き声。ガラルとは違う空気の匂い。私とダンデ。ほう、と息が零れると、ダンデの手にきゅっと握られる。多分、ダンデも同じ気持ちなのだ。

「こうしてると、俺達しかいないみたいだ」
「そうだね」
「イリスがいて、ポケモンがいて。ここはガラルじゃなくて、俺のことを知る人間もそんなにいない」

 噛み締めるよりも、自然と出てきた言葉のように聞こえた。感情の起伏が緩やかなダンデは、目を眇めるようにして果てのなさそうな空と海の境目を見つめていた。

「ハネムーンなんて俗っぽいと思ったこともあったけど、今はそんな過去の自分を諭してやりたいくらいだ」
「ダンデはポケモンがいればそれでよかったもんね」
「ああ。でもそれも、イリスと出会う前までの話だ」
「今もでしょ」
「……そんなことはないって言いたいぜ」

 ゆっくりと、ゆっくりと。浜辺に足音を二人分残しながら、同じ歩調で進めるのはダンデが合わせてくれるからだ。昔は歩調を合わせられなかったのに、今ではすっかり、私の歩く速度を覚えてくれた。

「今は、二人でこれから先一緒にいられることが、凄く幸せだ」
「……うん」

 私は選ばれたとは言わないが、ダンデの優先してきたものを思えば、下手をすればそう言っても過言ではないのかもしれない。昔は一時、本気でポケモンだけいればいいと思ったこともあったと冗談めかしながらある日に語っていたが、冗談では済まない話だと私は思った。それくらい、顔では笑えるのに気持ちが追いつかない時期が、ダンデにだってあったのだ。チャンピオンの責務と求められる英雄像は、ダンデでなくても重たいものだろう。なまじ求められるポテンシャルに応えられてしまう力が、あったから。

「もちろん、三人になっても」
「……自然に任せようとは決めたけど、でも、できたら、嬉しいね」
「ああ。その時は、俺は泣くぜ」
「どんな宣言だよ」

 かつてポケモンだけの世界を欲しがったダンデが、家族の話をできるのは、正真正銘に幸福だ。家族が幸福の証明であるわけではないが、私とダンデにとっては、それは眩しいものだった。私のことを優先すると言えたことも、未来の話を笑って言えるようになったのも。何もかもが愛で気付けたものばかりではないが、こうして二人で旅行して、遊んで、はしゃげるのは、目眩がしそうな程に美しい。二人で、遥々とやって来て本当に良かった。

 星の瞬く夜と、暗いのに不気味さのない海。星を跨ぐようなポケモンの羽音。海面を跳ねるポケモンの飛沫。どこにでも、それぞれが生きる音があった。
 歩く速度で行こう。ここでも、ガラルに帰っても。二人でも、三人になっても。ポケモンだけの世界ではなく、私を置いてくれるダンデの世界と、ダンデの手を取った私の世界を混じり合わせて、足跡を振り返りながら。


20220817