愛してるのは、ね?(6/6) 「お待たせ、エースっ!」 勢いよく医務室の扉が開く。 それと同時に聞こえた声は、今一番聞きたかった声だ。 「おう、似合ってんじゃねーか!」 今までゆいのナース姿しか見たことがなかったので、凄く新鮮だ。 先輩ナースの服だって言うから、ヒョウ柄やエロスな服だろう…と心配していたエースだが、そこにいるゆいの服はヒラヒラとレースが付いた、いかにもナースが着なさそうな服だったので吃驚した。 ふんわりとした服で、 ゆいにぴったりだ。 ゆい頭を撫でてやると、ゆいは嬉しそうに目を細める。 「えへへ、なんかこんな服、初めて着た!」 その言葉に、さっきのことを思い出すエースだが、そんなことをゆいには思い出して欲しくないのでゆいの手を引く。 「さ、デートだデート! 腹一杯デートすんぞ!」 「エース、それ何か違うよ!」 笑いながらエースに手を引かれ、ご機嫌なゆい。 そんな姿を、またいつものようにナースは見届ける。 「ゆい、部屋にはいるまで"似合わないって言われたらどうしよう!"とか"私の横歩きたくないとか言われたら…"って、大変だったのよ。」 「今じゃアレだけどね。」 「ほんと、エース隊長が羨ましいわ。」 「次はナースメンバーでお買い物しましょう。」 「そうね。 エース隊長ばっかりずるいし。」 「なんか、妹とられた感じ。」 「まぁゆいも幸せそうだからいいけど。」 本当にゆいが大好きなナース達でした。 continue... ← | → |