愛してるのは、ね?(1/6) 「ゆい〜、」 「待って〜、エースっ」 あの事件からゆいとエースは大抵いつも一緒にいる。 勿論、誰かにあの事件のことを言った訳でもなければ、晴れて恋人になりました、だなんて一言も野郎になんて言ってない。 そんな中、エースと楽しそうに喋っているゆい、その姿を見るゆい好きなクルー達は焦りはじめていた。 エース隊長にとられたら、奪うに奪えなくなる…と。 まさにもう奪える状況ではない事を知らずに。 それはナースでも一緒であり、ゆいもナースには一言も知らせてないみたいで… 「またエース隊長にゆい盗られちゃったわね。」 「ほんと、付き合わないのかしら?」 「まさか、まだあの二人付き合ってないの?エッチまでちゃっかりヤっちゃってるのかと思ったわ〜、」 「エース隊長もお年頃だしね、」 「ほんと、エース隊長みたいな身体に抱かれてみたいわよね〜、顔も悪くないし、噂じゃ上手いらしいし…」 「激しいそうよね…ゆい初めてなのに、大丈夫かしら?」 「逆にエース隊長が上手いから、大丈夫なんじゃない?」 「最初は優しそうよ?」 「でも男は分かったもんじゃないわよ〜、」 「まぁ相手はエース隊長だしね、 その辺の男と違って、女の子は大事に扱ってくれるわよ、きっと。」 「ゆい羨ましいわ〜、」 ニヤニヤしながら、今日もゆい抜きのティータイムは盛り上がっていた。 最も、ナース達が事件の事を含め、ゆいとエースの事を知るのは少し後になるが… ← | → |