火拳のエースと小さなナース | ナノ

歪んできた日常(2/7)







「ゆいは少なくとも、
エース隊長が好き…なのね〜」



「そ、そんなんじゃ…///」



「大人しく認めなさい。
そんなんじゃ、いつまでたってもエース隊長、押し倒せないんだから!」



「しませんからッッ!!//」



「そうね、ゆいは押し倒すより、押し倒される側よね。」



カップをカランと鳴らしながら、砂糖を入れスプーンで混ぜるナース達。


昼間っから、この人達は…


知らない間にゆいとエースを勝手に話題にして、妄想するナース達は誰にも止められない。

だめだ、と思い、仕方なく注意しながら、恐る恐るレモンを絞るゆい。



「エース隊長にならゆい、奪ってもらっても文句ないわね。」



「Gカップ、あげちゃうわよねー、」



そういうと、いつものようにナースは後から胸を揉み始める。



「あっ…//ちょ、先輩!!//」



「経験ない割には感度いいわよね。」



「何言ってるんですか!//」



「あーあ、この胸もエース隊長のものになるだなんて、悲しいわぁ♪」



「全然悲しそうじゃないじゃないですか…!」



「そうかしら?」



本当にずっと、こんな調子のナース。
男の前では常にエロい目をしながら、お姉様な雰囲気出してるのに。


ゆいの前ではベタベタだ。



「あ、そうだわ。
ゆいに素敵な下着があるんだけど…」



紙袋を後から出して来るナース。

明らかに怪しい展開に、その先のお話が読めてしまって怖いゆい。



「い、いりませんよ。」



まだ何も出してない状態で即答するゆいに、ニヤッとしたナースが取り出したのは…





「わぉ!!
オチるわね、エース隊長。」



笑い出したナース達。



そりゃそうですよ。






 










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