誘惑には素直に。(5/5) 「なんだ? 随分とやる気だなあ?」 そんな言葉を言ってやれば、すぐに赤くなるゆい。 「違います〜ッ!/// エースの馬鹿、変態、くせ毛!」 「くせ毛はゆいもだろ。」 「うるさい、雨の日なんだから大人しくしときなさい〜!」 「お前なあ、んな事言っていいのか?」 二の腕に吸い付くエース。 このままでは絶対にエースの空気に流されてしまう。 「そうだな、雨の日だからゆいに元気にしてもらわなきゃな。」 「元気なくせにッ!」 「息子はな。」 「う、うるさい!/// しらないっ」 ギブアップしてしまったゆいは、夜ご飯をエースと自分の部屋で食べる嵌めになりました。 晩飯を取りに行くエース。 やけにご機嫌に食堂のサッチに話し掛ける。 「よお、サッチ?」 「な〜にニヤニヤしてやがる。 気持ち悪い。」 「お前、失礼な奴だなッ! あー、でも二の腕は良かったぜ。」 大量の食事を持つエース。 二の腕?と考えるサッチだが、直ぐに意味が解った。 今日は雨で、ゆいを見かけないと思ったら…。 「お前も盛ってるなあ、羨ましいぜっ 俺だってゆいのおっぱいにダイブして、二の腕「…したら灰になるけどな。」 「お前の場合は、する前に既に灰にするだろ!」 希望も糞もねぇぜ、と笑うサッチ。 当たり前だ。 誰の女だと思っているのだ、 「んで、ゆいの二の腕は?」 「細っこかったけどよ、なんつーか柔らけぇな。」 「へー、羨ましいぜ隊長!」 「んで、今日のメニューは何シたんですか?」 「今日はな…って、何で集まってんだよ。」 いつの間にかエースの周りにはニヤニヤした隊員達。 サッチまで同じ顔して並んでやがる。 「1番ゆいちゃんが好きなのは?」 「やっぱ、おねだりとかさせたのか?」 「何て言わしたんだ?」 次々と質問を放つ野郎共。 機嫌のいいエースはどんどん返事をする。 最終的にはマルコに「飯が冷めるだろーがぃ、さっさと持っていってやれい!」と殴られて、場の盛り上がりはおさまった。 だが次の日、その話をサッチから聞いた真っ赤なゆいに、こっぴどく怒られるエースがいたらしい。 「雨の日は嫌い!」 continue... ← | → |