火拳のエースと小さなナース | ナノ

誘惑には素直に。(3/5)









そんな事を思っているエースだが、眠くなったのか欠伸が漏れる。

それにゆいは笑った。



「眠たい?」



「ちょっとだけな。
昼寝でもすっか。」



そう言って、エースはゆいの胸に顔を埋めた。



しかもちゃっかり片方の手はゆいの右胸を掴んでる。

全く、変態だ。



怒ろうにも、エースの寝息が聞こえたのでそっとする。


こうして大人しくしてたら可愛いのに、と不意に思うゆい。


ゆいもエースに吊られて、いつの間にか寝てしまっていた。













数時間が経った。


先に起きたのはエース。



ゆいが幸せそうに寝ているのを見て、エースの口元が緩む。



「俺の趣味、だいぶ変わったな〜、」



ゆいに出会って思った。


洗濯場で一目惚れに近い形で恋に落ちた。

一緒に居れば、一緒に居るほど好きになっていって…今ではゆいなしでは無理だと言える自分の人生。




今まではナイスバディで綺麗な姉ちゃんが好きだったのに、今でもゆいにどうして惹かれたのか解らない。


実は小さくて可愛くて、フワッとした胸のでかい子が好みだったのか、と考える。



胸がでかい以外は趣味が全く違う。



サッチやマルコも今まで遊んだ女とゆいとのタイプの違いに最初は驚いていた。

ナースには何度もロリコンね、と笑われたけど、それでもゆいがいいと思った。



自分は重症なのだろうか。



実際、ゆいと歳は2つしか変わらないけど。



「胸だけはでかいのになあ、」



本人に言ったら怒る。

身長が小さい事が嫌みたいで。


それはそれで可愛いのに。



胸を揉んでも起きないゆい。だがくすぐったいのか、寝返りを打つ。



「起きたら怒られるな。」



確実に。

まあゆいの機嫌はすぐ直るけど。


半袖のナース服からチラリと見える白い二の腕。

ナース服が少しでかいのか、ナースの姉ちゃんよりは見えない。





 









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