弱いんですよ。(7/7) 「さっきナースが来てな。 これゆいにって。」 ゆいは痛む頭と腰を我慢しながら、シーツを巻き起き上がる。 エースから手渡される頭痛薬を手にとり、口に含む。 その後でエースの持っているコップ貰い、水を飲み込んだ。 「辛いなら寝てろよ?」 「うん、そうする。 …エースは行っちゃうの?」 ゆいのその言葉にエースはドキッとした。 反則だ。 昨日も色々反則だったけど。 エースはそんなゆいを抱きしめ、ベッドに埋める。 「また目ぇ覚めるまで、一緒に寝てやるよ。」 上から布団を被せ、ゆいを抱き枕にしながらエースは目を閉じる。 薬の成分のせいか、ゆいもすぐに重い瞼を閉じた。 それを確認したエースはゆいの額に口付けた。 「おやすみ。」 continue... ← | → |