火拳のエースと小さなナース | ナノ

弱いんですよ。(1/7)








「…ゆい、あなたいくつだったかしら?」



医務室の掃除をしているゆいに、ナースは聞いた。

ゆいはモップを持つ手を止めて、ナースの方を向いた。



「えっと、確か今年で18歳です。」



「………」



「………?」



「「「ええええっ!!!!!?
ゆいって18歳なの!?」」」



聞いたナースは一人なのに、続々と先輩方がいらっしゃった。


来れば来るで、声を揃えて驚く。

なんて失礼な先輩達なんだ。



「どういう意味ですか、失礼ですね…!」



「あらまぁ…
ほら、もう少し若いのかと…」



「ほんと…エース隊長にロリコンって言ったこと、謝らなくちゃ。」



次々と本音がボソボソと聞こえる中、エースも大変な事がわかった。


エースはロリコンって言われてたんだ…。
そう思えば、笑える。



「18年生きてて、胸だけに成長エネルギーを吸い取られてしまった…みたいな感じかしら?」



笑うナース達。

いやいや、笑えませんよ。



もう容赦ないですね、先輩。
昔はもっとわたしに気を使ってくれてた気が…!



「で、どうしたんですか?」



「…そうね、18ならいいわ。
今日はみんなで飲み会を開こうと思ってるのよ。…ちなみにナースは強制参加。」



「の、飲み会ですか?」



「ええ、そうよ。
まあ簡単にいえば、船の上での合コンみたいなものね。」



「ご、合コン……!」



先輩達に昔、聞いた事がある。

お酒を飲みながら、気に入った男を落とす場、だと。



まだわたしは生まれて18年しか経ってないんですよ、

それなのに、合コンと言う名の男を落とす会に参加しても大丈夫なのか。



それに、1番の問題が…






 









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