火拳のエースと小さなナース | ナノ

先輩とレモンティ(1/8)








「最近溜まってるって言われてさ〜、」



今日もセクシーな先輩達は休憩時間に大人な会話でティータイム。


その中に一人だけ、小さくポツリと座り、まるで会話に入って居ないことが誰にでも解るティータイムを一人で過ごしていた。



注いでもらったレモンティーに、レモン汁を絞るゆい。


ギュッと絞ると、いきなり顔の方にレモン汁は飛んで来る。



「うわああッ!
め、目にレモン!」



いきなり叫びはじめたゆいに明ら様に呆れた顔をする先輩達。



「…新しいキャラよね、ゆいって。」



一人のナースが話をゆいに切り替える。

やばい、私に移さないでと心の中で思いつつも、誰も助けてくれない沁みる目を押さえながら流しで目を洗う。



「ゆいはどーなの?
いい男見つかったの?」



「ゆいに男か〜
ロリコンねぇ。」



「解らないわよ、この船、男だけで何人乗ってるのか知れたことないから…」



みんなニヤニヤしながらゆいをみる。

目を洗い終えたゆいは、背筋が凍るほどの視線を浴びながら、和の中に戻る。



「…あたし、何もないですよ!」



「あら、マルコ隊長と仲いいじゃないの?」



「マルコは別ですよ…」



「…ふ〜ん、別に好きな人いるんだ?」



なんだこのエロい視線は…
ゆいの小さい身はどんどん小さくなっていく。



なんでこんな時にエース隊長の顔が浮かぶのか。


口が滑ってしまいそうで怖い。



「…い、いないですって!!///」



「嘘ね。」



エロい目のお姉さんは恐ろしいです。

何もかもスカスカに見透かされている気がして、堪らない。






 







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