天国から落っこちた天使(8/8) 俺は何をしてるんだ。 ゆいを怯えさせて、 ゆいをまた一人にさせて。 そんな筈じゃなかった。 マルコと抱き合ってた事が聞きたかっただけだったのに。 無性腹が立ったから、ゆいを…… 「俺は……」 何がしたかったんだ。 ゆいを泣かせない、と決めたのに。 理由も聞かずに。 ただ怒鳴り立てて、 帰らせた。 最低じゃん。 久しぶりに触って感じた、明らかに細かったゆいの身体。 ちゃんと食ってたのかよ。 ベッドに倒れたエースの目からは、涙が零れた。 continue... ← | → |