春風さらさら(8/8) 「ゆいか〜!」 ご機嫌な表情を見せたエース。 用事はとっくに済んだ筈なのに、何故かここから脚が離れなかった。 「なんですか…」 洗濯の続きをしようと思ったゆいだが、どうにもその気になれない。 仕方なく、その原因のエースの方へと向き直した。 「ゆい、歳いくつだ?」 「今年で18ですよ。」 「…18か………Σ18!?」 「また失礼なリアクションですねッ。18に見えないの、知ってますから!」 またムッとなるゆいの表情。 こう言うところも幼く感じる所だ。 「2コ下だったとはな〜」 「幼く見えたの、否定してくださいよ。」 「…生憎だが、俺は嘘が吐けねぇ性格なんでねぇ。」 「是非直しましょ、その性格ッ!」 はは、と笑い、「面白いな、お前。」とエースに言われる始末だ。 嫌な訳ではない。 なぜなら、もう既にエースに意識していることに気付いている自分がいたからだ。 その後も他愛のない会話を長々と過ごし、セクシー&ビューティ&鬼 先輩達に説教されるのでした。 continue... ← | → |