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こんばんは、ごめんね(1/3)










激しく躯を打ち合えば、耐え切れなくなる快楽に欲をゆいへと注ぎ込んだ。


この瞬間が何とも言えない大きな満足感に満たされる時で、この時の満足感が満たされれば満たされるほど、またゆいに無理をさせてしまったと反省する。


でも今の反省を期しても、また近いうちにゆいを激しく求めてしまうのは、それだけゆいのことを深く愛しているためだというのを解っていて欲しい。



生憎 その辺の制御とやらをまだ覚えるほど大人ではないらしく。



寧ろ、毎回その反省を気にかけてセックスするのが大人だと言うのなら、自分は大人にならなくてもいいと思う。

少し度が過ぎるかもしれないけど、ゆいだって満足してくれているのだ。


2人が満足しているこの状態の何が悪いと言うのだろうか。



それに、近いうちにきっと、長く躯を重ねることができなくなる。

それに焦っているわけではないが、それを全く気にしていない訳でもない。



温かいゆいの躯から自身を抜き出せば、小さくゆいが反応する。

疲れきって息を切らしながらも、可愛い声で唸るゆいに思わず口元が緩む。


抜いたゆいからトロッと出てくる自分の欲が少しだけ勿体ないと思ったのは内緒で。



エース、とまだ息を整えていない甘い声で名前を呼び、キスを強請るゆい。

たった今まで躯を重ねていたはずなのに、ゆいの一言がまたじわじわと躯の熱を上げていく。


思い通りに何度も唇を重ねてやる。


最後に二人の混ざった唾液のはみ出したゆいの口の端をペロリと舐めてやった。


さっきの息の乱れだって今頃は整っていただろうに、キスの時の呼吸が下手なゆいは一段と息を切らす。



「シャワー行くか…?」



「ん、」



コクリと頷いたゆいは柔らかい細い腕をふわっと首元へと回してくる。


弱々しい力のゆいの腰と太ももへと腕を回せば、持ち上げている感覚なんてまるでないくらいの重量を横抱きにする。



ゆいは自分の首に手を回したまま、鎖骨周辺に唇を寄せる。



「エース、好き…大好き、」



「ああ、知ってる。」



自分の部屋のベッドからシャワールームまでの距離なんて痴れている。



すぐ見える位置にあるはずなのに、シャワールームの扉を開けたときに自分の鎖骨には赤いゆいの証が無数に付けられていて。


それでもまだ足りないのか、証を新たに作り始めるゆい。


この甘い酔いが覚めたときに、きっとこいつは顔を真っ赤にするんだろうな、と思いつつも抵抗はしない。



ゆいにならいくら縛られたって大歓迎だからな。

M体質では決してないのだが。






 








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