恋にさよなら
久遠に鳴り響く調べ
眠りにつく日まで
鎖で繋がれた先
あなたとならば何処へでも
堕ちるなら奈落まで
夢花火に消える
幸せは置いてきた
雨の音は雫となって
君しか知らない



いつかみた揺りかごの中で
ごめんなさいが言えなかった
九尾に愛された娘
また今日へ還る
足元に伸びる陰
今生(こんど)は愛して?
行き場のない夢を魅せて
きっとまた生まれ変わるから
露に消えるくらいなら
それはあたたかいなみだだった



透明をみせて
繰り返す毎日にスパイスを
冷たい雨のあとには
永遠なんていらない
砕け散ったのは
心を抱いて 眠りについて
許してね、だから
淡い波にさらわれて消えて
いつかまた、とか曖昧に濁さないで
誰か呼んだ?



ただ、幸せになりたかっただけなのに。
普通って何?
感情的バイアス
君の名を声(くち)に出す
ぽつり、ぽつりと雨垂れは
蝶々と鬼灯
炎を目に焼き付けて
まだ何もしてない
あの日、世界は揺らいだ
初恋のラムネの味がした



さようならは今も
君のいなくなった世界で
そっと風に呟く
愛しい人を思い出した
彼岸花に祈る
幸せのツバメたち
孤独はまた繰り返す
夢で乱れて
赤と白の風紀
かつて英雄と呼ばれた人がいた





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