流星*





僕らはみんな怖がりで
光が差すと震えてしまう
眩しくてキラキラしたそれは
いつでも憧れだったけれど
一度だってちゃんと
見れたことはない


光っている 光っているよ
まるで叫び出すような
いつかはちゃんと、その光を
見れるようにと僕らは願う


消えかけた塵 光の行方
僕らが僕らであるように
その声と共に溢れ光るものが
いまここにある
こんなに近くにあるのに
どうして?僕らは顔を伏せて
見ないふりをしたんだよ
悲しいな こんな僕らを許して


僕らはみんな強がりで
その光を眩しくはないと
言った
本当は眩しすぎたくせに
いつでも嘘ばかりついた
一度くらいちゃんと
見れたらよかった


ここにいる ここにいるよ
消え入るような声
いつかはちゃんと その存在を
見れるようにと僕らは祈る


願うだけじゃ 祈るだけじゃ
だめだってことちゃんとわかってた それなのに


弱い自分は嫌なんだと
嘆く僕らに
君は全てぶつけてくれた
嘘じゃない本当を、全て
今まで見れないと思っていた
でも間違いだったみたいだ
だってほら、
それはすごく たやすいこと


見えかけた光 君の行方
僕らが僕らじゃなくたって
その声と共に溢れ光るものが
いまここにある
それなら近付けばいいよ
どうして?その答えは君が
教えてくれたことだよ


ありがとう
僕らはもう迷わない





2009.xx



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