「半田っ!今日一緒に帰らないか?」
「いいよ」

あんまり気は進まなかったけど特に断る理由が無かったから、今日は一之瀬と帰ることにした
いつもと変わりのない帰り道
ただ違うのは隣に一之瀬が居ること……なんで俺と帰るなんて言い出したんだろう。
もしかして、なんか寄り道でもするきなのか?今日は早く帰りたい、だから俺は嫌そうな顔で言ってやった
「なんかよるとこでもあんの?」
「いや、別に?」

一之瀬はやけに上機嫌で言葉を返してきた。

「じゃあなんで一緒に帰ろう何て言ったんだよ」
「半田と帰りたかったから」

すると突然一之瀬が手を繋いできた。突然の事過ぎて顔から火が吹きでそうだ。絶対顔真っ赤だ、最悪。

「ハハハ、半田顔まっか!」
「ばっ、一之瀬が急に手なんか繋いできたから……」
「え、嫌じゃないの?」
「……」
「半田……」
「何だよ」
「可愛い」
「うっ……」

あーあ、また顔真っ赤だ。



繋いだ手
(20100808)



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