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「で、馬酔木は落ち着きましたか?」
山茶花から様子を聞いた白樫は、鴫に声をかけた。
「えぇ、ようやく眠りましたよ。全く、困ったものです…」
鴫と白樫がチラッと寝台の方に目をやると、若干ぐったりはしているがスースーと寝息をたてている馬酔木がいた。
「ところで…そちらはもう?」
「はい、おかげさまで」
鴫の問いに白樫は微笑を浮かべながら答える。
鴫が白樫に問いかけた内容は、白樫の体調とかについてではなく、先日決定された椎と水鶏のお仕置きのことであった。
―その頃の椎と水鶏様
「イタタタタタ…」
「ぬぅ…あやつ本気でやりおって〜」
「仕方ないよ〜兄さん怒ると恐いし(汗)」
「まぁ、鵲でなかっただけマシかのぅ」
「そういうこと☆」
二人ともグリグリされてグーでげんこつを喰らって痛むおたんこぶ頭をおさえながら談笑していましたとさ。