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一瞬で決着はついていた。
しかし俺はそいつから銃を奪って
殴って蹴って吹っ飛ばして
そして動かなくなった男に
奪った銃を撃ち込んでやった。
ドロドロのグチャグチャになるまで…
それはもう派手に遊んでしまったようだ。
おかげで辺りは血の海と化していた。
「…はっ…はぁ…は…ははははは」
俺はとても楽しくなった。
冷たくなったグチャグチャの
“ソレ”が
何だったのかももう忘れた。
ふと、先程の餓鬼の事を思い出した。
何だかやたら爺臭い餓鬼だったような…
そして、アイツも殺してやろう
そう思った。
その衝動が今のコノ俺の人生を
変えてしまうなんて知らずに…
‡‡‡