「…何故…?」


「う〜む、お主の後ろにのう…たくさん居るのじゃよ。肩…重くないかのう?」


餓鬼は小首を傾げながら俺の肩を指さした。

その瞬間物凄い重みを肩に感じ、膝をついてしまった。


「…何だ…これは…?」

「お主が殺した者達の霊じゃよ?…見えるのか?」


「…ああ、よく見える…」


俺の顔に悦びの表情が現れる


―嬉しい嬉しい嬉しい…


自分のせいで人生を狂わされてしまった憐れな犠牲者達の

恨めしがる様

呪う様

どれを見ても苦しそうに歪む顔


顔顔顔顔顔顔顔顔顔…




「お主、いつか殺されるよ…」


餓鬼が狂った様に笑う俺を見据えて一言そう言った。
そして更に何か言おうとしたその瞬間だった…

俺の頬を銃弾がかすめた。



「よくも****をーー!!!!!」


男が多分女の名前だろう言葉を絶叫し、銃を乱射しながら突っ込んで来た。


…でも…



‡‡‡




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