同棲はじめました




「ただいまー。……、(料理の匂い?)クレア?」

「あ、お帰りなさい。神」

「……」

「? どうかしましたか?」

「いや……クレア、料理できたの?」

「できますよ。味は保証しませんが」

「そうなんだ。二人で食事する時はいつも外でだったって言うのもあるけど……一人のときも仕事が忙しくても忙しくなくても外食かインスタントって聞いていたから。驚いた」

「ああ、それは一人では何を作って食べても味気ないですから。今日は神がいてくれますし、時間もあったので。手を抜くのは勿体ないです」

「うん、そっか。今すごくときめいた。必ず帰れる日は連絡するから、また作ってほしいな」

「味は保証しませんが」

「クレアが作ってくれるなら何も問題ないよ」

「そういうものですか?」

「そういうものだよ」








同棲初日のお夕飯。
例え不味くても九条さんはにこにこ食べてくださると信じてます料理は愛情!
家庭の事情で小さい頃から食事の支度手伝っていたので下手ではない。といいですね。(Σ)
同棲前については九条さんはハードワークだし博士は鑑定その他の要請でいろんな土地に行ったりで同じく忙しいからデートなんかの食事は手っ取り早くて融通がききやすい外食で済ますのかなーと妄想いっぱいでお送りしておりますウフフ!
朝はフレークとか誰でも簡単に摂れるもので。

2012.08.15




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