おまけ


明「ふ〜ん。で、真由ちゃんと結婚したくないから知恵を貸せって?」

将貴「だってよ、俺等じゃいくら考えても堂堂巡りなんだよ」

孝也「あほらし。ん?いや、既にあほだったな。悪い」

将貴「…いいさ、別に。今回ばかりは何云われたって気にしねぇから」

明「おお、将やんおっとな〜!」

孝也「じゃ、つまらないからこの話はなかったと云うことで」

将貴「Σ酷!いいじゃんたまにはツッコミなくても!」

孝也「別にツッコミはいらないがからかいがいのあるヤツが居ないと俺が暇だ」

将貴「お前本当和兄と綾姉に似てるよな、思考回路」

明「和兄は俺様街道まっしぐらだし綾姉はお腹真っ黒弄り屋だから孝やんとはちょっと違うけどね」

孝也「あの二人と同じとだけは云われたくないな。背筋が寒くなる」

将貴「同感」

明「てかさ、将やんパパの説得。晋先輩に口添えしてもらえればすんなり行くと思うよ。地位的にってのもあるけどパパさん個人的に晋先輩苦手っぽいし」

将貴「あ、それ俺も考えたけどあの人憲二先輩の頼みくらいしか無条件に引き受けてくれないじゃん?」

明「そだね」

孝也「だが一番早くて確実な手段でもある」

将貴「つってもその後の生き地獄を考えるとどうしてもなぁ」

明「そんな、人を悪魔みたいに」

孝也「むしろ例えるなら大魔王だな」

将貴「じゃ孝也が魔王あたり?」

明「憲二先輩は大魔王様の腹心だね。和兄と綾姉は敵か味方かわかんない助言者みたいな?」

孝也「何を考えてるのかわからないからな。朱美ちゃんは村人A辺りが無難か?」

将貴「あ、それいい。大した情報くれなさそうだけど。明ちゃんは隠しダンジョンのボスとか」

明「えーえーえー、俺は心癒されるようで事実全く癒されない勇者一行のマスコット的な位置がいい」

孝也「またそんな絶妙なポジションを…」

将貴「明らしいっつーかなんつーか…って何の話してたんだ俺等?」

明「んー?さあ?なんか思い出せないし明日朝早いから帰ろっか」

将貴「んー、そうするか」

明「ほらほら孝やんも荷物まとめて」

孝也「ああ。(…こいつら本当忘れっぽいよな。別にどうでもいいが)」


終わっとけ。

2007.6.4




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