完全な午後に沈めたセブンスター
ルーズリーフ右端の"xyz"
宇宙を犯せ
あの馬鹿な女子高生は今日死んでくれただろうか
unOwen
そう例えばあのピンクの爪を剥いで、
あいつと同じ苦しみで死ね
音泥棒
彼とおんなじ死の香り
メビウスの夜伽
だいじょうぶ怖くないよ、私もすぐ地獄に行くから
サファイアの慧眼
ガーネットの炯眼
最後にはやっぱり君の体温に還るの
浅ましく美しく蔓延り生きようか
てのひらを重ねてももうなにも聞こえない
玩具と呼べればそれまで
よるがこわい
虫ピンで張り付けにされた日
海獣と夜蝶
どうかあわい嘘で私をころして
君の心臓が泣くのをやめるまで
沈む白百合
抜き足差し足きみの最下層へ
ひんやりと犯す
感情を今殺せよ
交錯する秘密、分離
花葬
万華鏡の中で目まぐるしく変化する愛
わたしは何故泣いた?
私を捕らえた君の過ちは何度忘れようとしても優しく舌をなぞるだけ
秘められた睦言を飲み干して瞳にそっと安い愛を囁く
牙のない獣が私の体を食む
遠吠えにいつまで怯えれば
沈没ロケットが見つかる日
空に誓え、海に誓え、いつかお前に還ると
まるいしかくいさんかくい
君の遺髪はしおりがわりにあの本に挟んでおくからいつか取りに来てね
抉り出した右目が対価ということで
行き詰まる、息詰まる
近づく気配は人ではない
喰われる家畜のような優雅さで
愛の黙示録
銀糸は呟く、そして嘯く
君のせいでキスが上手くなった
夜とはすなわち世界の脳であってだね
エルドラドに煩悩が咲き誇る
認めなよ、行方不明じゃなくて神隠しだよ
金平糖の流れ星
涙跡を隠す晴嵐
甘いミルクを飲んでやっと私は朝だと知るの
大は小を喰らう
レースの蝶が舞う、ガラスの雨が降る、ここはいずこ
お前は本当に人間か
空の檻
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