【幕末志士の辞世の句】


世の中の 人は何とも云はばいへ わがなすことは われのみぞ知る
 坂本竜馬(※辞世ではない)

ふたたひと 還らぬ歳を はかなくも 今は惜しまぬ 身となりにけり
 武市瑞山 (半平太)

君が為め 尽くす心は 水の泡 消えにし後は 澄みわたる空
 岡田 以蔵

大君の 辺にこそ死なめ 大丈夫 都はなれて 何か帰らん
 中岡慎太郎(※辞世ではない)

おもしろき こともなき世をおもしろく すみなすものは 心なりけり
 高杉晋作(※下の句読み人:野村望東尼)

さつきやみ あやめわかたぬ 浮世の中に なくは私しと ほととぎす
 木戸孝允

為政清明
 大久保利通(※辞世ではない)

たとひ身は 蝦夷の島根に 朽ちるとも 魂は東の 君やまもらん
 土方 歳三

動かねば 闇にへだつや 花と水
 沖田 総司

孤軍たすけ絶えて俘囚となる 顧みて君恩を思えば涙さらに流る
一片の丹衷よく節に殉ず 雎陽千古これ吾がともがしら
他になびき今日また何をか言わん 義を取り生を捨つるは吾が尊ぶ所
快く受けん電光三尺の剣 只まさに一死をもって君恩に報いん

 近藤 勇

身はたとえ 武蔵の野辺に くちぬとも 留め置かまし 大和魂
 吉田松陰

ふたつなき 道にこの身を 捨小船 波たたばとて 風吹かばとて
 西郷隆盛

結べども 又結べども 黒髪の 乱れそめにし世をいかにせん
 吉田稔麿

コレデオシマイ
 勝海舟

大君の ためには何か をしからん 薩摩の迫門に 身は沈むとも
 月照
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