―150年に一度。
それは運命の恋だった。
『ダイヤモンドリングを一緒に見に行こう。俺が、必ず連れて行く』
あの日、交わした約束。
『これ以上は無理だ!下山する!』
ふたりを引き裂く黒い影。
『わたしは約束を……約束を守りたい』
揺るぎない強い想い。
『手を貸して……こうして太陽にかざして……君ともう一つだけ、約束がしたい』
最後の約束。
『どれだけ遠く離れても、俺は君を必ず見つけるから……君はこの空の下で、誰よりも強く輝いていて』
重なり合う宇宙。
『……愛してる……』
ふたりが紡ぎ出す、愛の軌跡が。
たった一つの、導きの光となる。
2011.10.10
『光』
本多一磨 柊木詩季 白鳥隼人
監督:秦正芳
road show