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「少しだけ・・・このままでいさせて・・・・」
大和に痛いほど強く抱きしめられる。
まるで離れられなくなってしまったかのように、いつまでも抱きしめ会う。
どれぐらいの時間がたったのか・・・大和がふっと腕のちからをゆるめた
「・・・ごめん」
「・・・ううん」
「正直・・・混乱してる。くにさんがいったみたいに、俺はずっと、親父のこと憎んできたから。実際、理事長にあった時も・・・こいつは俺を捨てたんだ。悪いやつなんだって思いもこもうとしてたけど、心のどこかでどうしても嫌いになれなくて・・・・」
「大和さん・・・・」
「詩季の話をきいて、ますますわからなくなってる。自分がどうすればいいのか、親父に何を言えばいいのかって・・・・」
「・・・・迷って当然だよ。いっぱい悩んで・・・大和さんが納得のいく答えを出せばいいと思う。その時がくるまで、私はそばにいるから・・・・」
「詩季・・・・」
大和が主人公の顔をみつめる。主人公はわざとおどけたように、大和に笑いかけた
「なきたかったら、いつでも泣いていいんだよ?胸かしてあげるから!」
「なんだそりゃ・・・・たく、ぶう子のくせに生意気なこといいやがって・・バカヤロ・・・・」
そういってもう一度主人公の身体をぎゅうっと抱きしめた
(大和さんがちゃんと答えをみつけだせるといいな。その時こそ私は・・・・)
偽装夫婦生活の終わりがおぼろげながらみえてくる。
その時のことを思うと、胸が痛む・・・
(でも今はそんなことをかんがえちゃいけない・・・どうか大和さんがおとうさんと分かりあえますように・・・・)

「ぶう子朝飯できたぞー」
「今日、洗濯物すくないけど、他に洗うものある?」
あれから数日・・主人公たちは何事もなかったかのように、日常をすごしていた
(あれ以来、大和さんはお母さんの話を一切しなくなった・・きっと自分の中で、いろんな思いが渦巻いてるんだ・・・)
だとすれば、とやかくいうことはできない。
結論を出すのは大和以外の他にないのだから
(でも私は、理事長さんは憎むべき相手じゃないと思う)
「子供を愛さない親なんて、この世にいません」
(あの言葉に、ウソがあるとは思えない・・・・)
大和は職場での理事長しかしらないはず。
主人公が区役所でみたような、素の姿をみてくれれば・・・・
(なんとかして理事長さんと大和さんが会う機会ないかな。近所で偶然あうだけでは立ち話程度しかできないし・・・もっと二人がお互いの本音を出し合えるような場所・・・・そうだ!)

その週の土曜日午前まで授業だった大和をさそって主人公はある公園にきていた
「なんでこんなとこまで連れてくるんだよー」
「いいでしょたまには」
「デートしたけりゃもっとマシなところ選べよこんな変哲もない公園・・・」
大和がぶつぶつ文句を言っている。
主人公が大和をこの公園につれてきたのには、わけがあった
(理事長さんがいってた「丘の上の公園」って・・・確かここのはず・・毎週土曜日、日の沈むころ、大和さんのお母さんの好きなお花をもって・・・・)
「・・・ウソだろ」
主人公より先に大和が気付く。
大和の視線の先、向こうの方から理事長さんが花束をもってやってきた
「あれ、キミたち」
「・・・・」
理事長が大和と主人公に声をかけてくる
「お二人で散歩ですか?それにしては少し家から離れてる気が・・・・」
「私たち散歩に来たんじゃないんです」
「・・・・え?」
「理事長さんがここに来ると思って会いに来ました」
「私に・・・・?」
「・・・詩季、最初からそのつもりで?」
「理事長さんは毎週この公園にくるんですよね?」
「え、ええ・・・まぁ・・・」
理事長は戸惑っている。
部下である大和の前で、自分の話をしていいものかどうか躊躇してる様子
「大体いつもこの時間にくるんですか?」
「そうです彼女とあっていたのが、いつもこの時間でしたから。土曜日のこの時間、彼女の好きな花をもってこの公園でまつ・・ここ何十年の習慣になりましたよ」
「・・・どういうことですか?」
「鴻上君には何のことかわからんだろうね・・・実は私は若いころとても愛した恋人がいてね・・いつもこの公園で彼女とあっていた・・・・だが私たちは不本意な別れ方をしてしまって・・それ以来ずっとこの公園に通ってる・・・彼女と・・・そして一度もあったことのない、息子に会えるんじゃないかと期待して」
「・・・・」
「彼女は理事長さんの前から姿をけしたんですよね」
「そうです。本当に忽然と行方をくらましました。私がどんなに手をつくしても見つからなくて・・・・」
「ウソだ!」
「・・・鴻上君?」
「あなたは・・・理事長はその恋人を捨てたんじゃないんですか?」
「・・・大和さん」
「なぜきみがそんな風に思うかはわからないが・・・それは事実とは違う・・・もし仮に私が彼女を捨てたのだとしたら・・・何のために毎週この公園にくるのだと思いますか?」
「・・・・」
「彼女にあいたいと思えばこそ、こうして花を携えてやってくる・・・信じてはもらえないかもしれませんが」
「・・・・」
(理事長さんの言うことは筋がとおっている・・どんなに大和が「違う」といいはったって・・・相手の言葉は覆せない・・・・)
「・・・・」
大和がちらりと主人公に視線をむける。
その目には迷いの表情が浮かんでいた
(大和さん、今だよ・・今こそ本当のことをいうときだよ・・・)
大和に向かって大きくうなずいて見せる。
主人公の想いがつたわったのか、大和も大きくうなずいて返してきてくれた

「・・・理事長」
大和が相手にまっすぐむきあう
「その彼女と別れてから、ずっとのその花をもってきているのですね?」
「そうだ残念ながら、彼女に渡せたことは一度もないんですが・・しかし私は諦めるつもりはありません・・いつか会えることを信じて、これからもこの公園に・・・・」
「・・・残念ながら・・あなたがその花を渡せるときは永遠に訪れません」
「・・・・どういうことだね?」
「あなたが探している相手・・・俺のオフクロは、2年前になくなりましたから」
「・・・え?」
理事長の表情に動揺がはしる。
大和の言った内容がよく理解できない様子
「・・・今なんと?鴻上君のお母さんが・・・?」
「あなたが別れた恋人は、俺の死んだオフクロです。そして・・当時オフクロが身ごもっていた子供。それが俺なんです」
「では・・・君は・・・」
「・・・」
「君は・・・私の・・・!」
理事長が絶句する。
あまりの衝撃に次の言葉がでてこない
(大和さん・・・やっといえた・・・自分が息子であることを言えた・・・)
「・・・・」
理事長がよろよろと大和に近づいてくる。
震える手で大和の顔に手を伸ばした
「君の顔を・・・よく見せてくれ」
「・・・・」
「前から似ているとは思っていたが・・・・」
理事長が、大和の顔をみる。
その整った目鼻立ちの中にお母さんの面影をみつけたのか・・・・切ない声をあげた
「・・・やっぱりそうだったのか・・・・君が・・・・」
「そうです。俺はあなたの息子です」
「彼女が亡くなったというのは本当ですか・・・?」
「はい、2年前に病気で亡くなりました。母は死ぬまで一度もあなたのことを悪くいってなかった・・きっとあなたのことを、本当に愛していたのでしょう」
「・・・・!」
理事長ががっくりと肩をおとす。
大和は静かに語り始めた

「・・・俺はあなたを誤解してました・・オフクロが亡くなった時、俺はひょんなことからあなたの存在をしりました・・あなたがあの学校の理事をしているという事実をしりました・・俺はあなたに近づき・・・自分のオフクロを捨てたあなたに、復讐してやりたいと思った・・でもあなたはオフクロを捨てたわけではなかった・・・今まで誤解していたこを謝りますどうか許し・・・・」
大和が相手に頭を下げようとしたその時。
理事長が腕をのばし、大和の体をぎゅっと抱きしめた
「理事長・・・・?」
「・・・・・」
「理事長、どうして・・・」
「私は・・・君に・・・」
理事長が言葉を絞りだす
「ずっと君にあいたかった・・・・!」
「・・・・!」
「・・・・・」
「もう一度顔をよくみせてくれんかね」
「・・・・・」
「ああ・・よく似ている・・君が私の、息子でよかった・・・・」
「・・・俺もです・・・俺も自分の父親があなたでよかった」
「鴻上くん・・・いや「鴻上君」ではなく・・・彼女が名付けた・・・君の名前を呼んでいいかな・・・・?」
「・・・・・はい」
理事長がいとおしそうに大和の顔をみつめる。
その顔が涙でゆがみ、震える声で呼びかけた
「・・・大和」
「父さん・・・・!」
二人が強く抱きあう。
理事長の腕が、自分より背の高い大和の身体を包み込む。
抱きしめられた大和の表情はまるで幼い子供のようだった
(大和さん・・・・ずっと心にひっかかっていたのもがいまとけた・・・ようやく本当の意味でお父さんと出会えたんだ・・・)
生まれて初めて父親に抱きしめられた大和の背中をみつめる。
主人公は気付かれないようにその場をそっと離れた
(・・・これで大和さんの目的は達成された。お父さんと出会い、わかりあえることができた。もう私の存在は必要ない・・・・偽装結婚は・・・終わった)

(あの家も出ないといけないな)
公園の前の道を、一人で歩いて行く・・・こうなるとことは最初からわかっていたはずなのに心にぽっかりと穴があいたようでたまらなくさみしい・・・・
(さみしいなんて思っちゃだめ・・・二人が仲直りできたんだから・・・大和さんのためにも・・・これでよかったんだ・・・・)
何かをふりきるように、足早に歩いて行く。
と、後ろからはしってくる足音が聞こえてきた
「ぶう子!」
「・・・大和さん?」
振り返ると、すぐ目の前に大和が近づいてくる、大和は主人公に追いつき、ハアハアと息をついた
「黙っていくなよ。びっくりしただろ!」
「大和さん・・・・」
「・・・一緒に帰るぞ」
大和が主人公の頭をぽんとする。
人公の手を握り、そのまま歩き始めた
「あー腹減ったなぁー晩飯なにがいい?どっか食べて帰る?」
「大和さん・・・それよりお父さんは?」
「もうちょっとだけ、あの公園で夕日を眺めるって。オフクロとの思い出に浸りたいみたいだし、邪魔しちゃわるいだろ?とりあえず、俺のこれからは、また話あうことになった」
「・・・・」
(私との「これから」は・・・?)
そう聞きたいのに、怖くて言いだせない・・・結局何も言えないまま大和に手をひかれ、公園を後にした

その日の夜・・・主人公たちはいつも通りの時間をすごしていた
「今日のナイターどこのチームだっけなー。ぶう子、ドラマみる?俺や野球みたいんだけど」
(夕食の間も、大和さんは何もいわなかった・・私の方から「出ていく」っていったほうがいいのかな・・・?)
主人公がそんなこと考えていると、玄関のチャイムがなった
「・・・誰か来た」
「あ、俺でる」
数分後・・・玄関にどかどかと荷物が運ばれてきた
「宅急便でーす」
「御苦労さまです」
「荷物多いんで、中まではこばせてもらってもいいですか?」
業者さんが大小の段ボールを次々にリビングに運び込む。
その様子をあっけにとられてながめていた
「・・・・」
「これで全部ですね」
「どうも御苦労さまでした」
大和は早速梱包を解き始めた
「大和さん、この荷物・・・」
「ボーっとみてないでぶう子も手伝えよ。全部ぶう子の荷物なんだから」
「え?!」
段ボールの中からでてきたのは、電動歯ブラシ、ホームベーカリー、体脂肪計、イオン発生機。
(これが私の荷物って・・・?)
「このイオン発生機すぐれものだぞー。お肌がすべすべになるらしい。ぶう子ますますわらび餅みたいになるかもな!」
「・・・なんで?」
「なんでって・・肌がきれいな方がうれしいだろう?」
「そうじゃなくて・・・なんで私のために・・・?」
「だってお前、ここに住むんだろ?」
「・・・・」
「イオン発生機のほうは寝室のほうがいいな・・・向こうに設置してくる!」
「あ、大和さん!」
大和の後をおって、寝室へとやってくる。
大和はベッドのそばにイオン発生機をおいていた
「足元のほうがいい?それとも枕元がいいか・・・・とりあえず枕元にするか」
「大和さん・・・・」
「ぶう子さー」
大和が器具をくみたてながら、すぐ後ろにいる主人公に語りかける
「・・・今まで大変だったろ」
「・・・・え?」
「東京出てきていきなり知らない男の家に住んで「今日から俺の嫁だー」っとか言われて・・・自分でも無茶苦茶だってことはわかってた・・・でもあの時はお前の力借りるしかなかった・・・お前がいなかったら、俺は一生親父のこと憎んでたと思うし・・わかりあえることもなかったと思う・・・だから全部お前のおかげ・・・どうもありがとうな」
「・・・・」

「よし、できたー設置完了!」
大和がイオン発生機のスイッチをいれ、ベッドにゴロンと横になる
「あー気持ちいい体中にイオンを感じる・・・・なんか眠たくなってきた・・・」
「大和さん・・・・?」
「ずっとソファだったし、久しぶりにベッドでねたい・・・お前と」
「あっ・・・・」
手をつかまれ、ぐいっと引っ張られる。そのままベッドに倒れ込んだ主人公に大和が上から覆いかぶさってきた
「・・・・」
「・・・大和さん!?」
「お前といると楽しかったよ」
大和がおおいかぶさった姿勢のまま主人公を見下ろす
「お前がきてたら、毎日家にかえってくるのがすげー楽しみになった・・朝飯もめんどくせーとかいいつつ、お前が嬉しそうにパン食ってるのみたらしょうがなねぇ明日もつくってやるかと思って・・・お前の笑顔見られるのが嬉しかった」
「・・・・」
「もうお前なしの生活なんて考えらられない。お前じゃないとダメみたい。今度はホントの嫁になれよ」
「え・・・・?」
「ウソでも偽装でもない、おれの本当の嫁に・・・俺の嫁になってくれ」
「・・・・!」
(大和さん・・・本当に・・・?本気でいってるの・・・?)
まさかのプロポーズに声もでない・・主人公が答えにつまってると、大和の表情がフット和らいだ
「まーイヤとかいっても今さら遅いし・・オレだって、もうオレとめることできねーし・・・・」
「大和さん・・・?」
大和が主人公を見下ろしながら、自分のシャツのボタンに手をかける・・そのまま一つ・・・二つ・・・とボタンをはずし始めた
「ちょ・・・大和さん!?何して・・・・」
「だいたいなーずっと抑えてたんだぞ?好きな女と暮らして、何もできねぇなんて拷問だろ。お前の気持ちもわかんないのに、手なんかだせねーし」
「・・・・」
「でもこれからは、お前は俺の嫁だから。もう我慢しねー」
「大和さん・・・・」
「・・・今すぐ欲しい・・・やだ?」
「・・・・」
(・・・いやなわけなんてない)
小さく首をふる・・大和はふっと小さく微笑んだ
「あっ・・・・」
大和が自分のシャツを脱ぎ棄てる。
そのまま、主人公の身体にのしかかり、上から唇を重ねた
「ん・・・・!」
「・・・・」
大和が右手で主人公のあごをもち、主人公の口を軽く開かせる。
そのままするりと舌をすべりこませ、主人公の口内を探った
「んん・・・・っ!」
「・・・・」
「んっ・・・ふ・・・・!」
大和の舌が主人公の舌をとらえる。
キスが激しくなるにつれ、二人の気持ちも高まっていく・・・・
「・・・・・」
「・・・・」
大和が名残惜しそうに唇を離したかと思うと。
上気した主人公の顔を見下ろし、今度はゆっくりと深く口づけた
「ん・・・・・」
「・・・・」
さっきの激しいキスとはちがった、とろけるような甘いキス。
自然と大和の首に両手を回し大和に求められるまま唇を強く吸った
「・・・・」
「・・・・」
(あ・・・・大和さんの手が・・・・)
大和が唇を合わせたまま。
主人公のブラウスのボタンをはずしていく。
胸元に冷たい空気を感じ、全身がゾクっと震える・・主人公が背中を浮かせると、あっという間にブラウスを脱がされた
「・・・・」
「・・・」
下着姿の主人公を大和がじっと見つめている。
恥ずかしくて手を胸元に隠すと、その手を大和に外され、両方の手首を頭の上で押さえつけられた
「ちょ・・・や・・・」
「・・・・」
「あんまりみないで・・・恥ずかしいから・・・・」
「・・・そんなこといわれるともっと見たくなる・・お前の体・・・エロイな」
「え・・・?」
「風呂場でみた時も思ったけど、結構エロイ」
「嘘だ・・・」
「ほんと俺が言うんだから間違いねー」
「でも・・・ぶう子だし」
「あほ、だから良いんだろう。痩せてるのがいーと思ってるのは女だけ」
「・・・そうなの?」
「やっぱ抱きしめた時にある程度肉付きよくないと・・・この辺とか」
「あっ・・・」
「こことかも・・・」
「っ・・・・!」
大和のしなやかな指が生き物のように主人公の体の上をすべっていく。
大和に触れられるすべての場所が熱くなり、ほてっていくのを押さえることだできない・・・・
「やっぱお前の体・・・気持ちいいな」
「え・・・・?」
「ずっと触れていたい・・マジ気持ちいい・・・」
大和は休むことなく、主人公の耳に首筋に、唇を這わせ続ける。
大和がしゃべるたび、あたたかい吐息が主人公の肌をくすぐった
「あ・・・・っ!」
「そーいう声だせんじゃん・・・・もっと声だせよ」
「や・・・・」
「・・・これでも?」
「・・・あ!」
「ここは?」
「あっ・・・・ん」
「やばい・・・すげぇそそられる・・・・詩季の声・・もっと聞きたい・・・」
大和の指が、主人公のいろんな部分のふれる体中に電気がはしり、全身が敏感になっていく大和はときどき動きをとめ主人公の反応を見て楽しんでいた
「大和さん・・・」
「ん・・・?」
「電気・・・消して・・・」
「ダメ」
「お願い・・・」
「絶対イヤ。だって・・・お前のすべてがみたいから・・・・」
「っ・・・・!」

容赦ないキスをあび頭の中が真っ白にはじけ飛ぶ。
息もできず目も開けていられないぐらい大和に全身をだきしめられ、ベッドがきしっ・・・ときしみ始めた
「・・・・!」
「詩季・・・・」
「大和・・・さん・・・」
「・・・・そろそろ下の名前でよべよ」
「え・・・?」
「だっておれたち・・夫婦だろ・・・?」
「・・・・」
「よべ」
「大和・・・・」
「きこえねー」
「大和・・・」
「もっと」
「大和・・・・!」
「詩季・・・・!」
「詩季・・・好きだ・・・愛してる・・・・!」
我を忘れるほどの幸福感が全身を貫く・・二人の汗がまじりあい、一つに溶け合っていく・・・私たちは本当の夫婦になった



2012/04/01 16:56


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