死んだ妻に似てる(gnsn)
2023/01/17 23:31

鍾離殿が死んだ妻に似ている……!!(なお本人)


岩王帝君には女性体の逸話があるのでいけます(ゴリ押し)
一応ケース1と2がありますが、共通しているのは、「妻が岩王帝君とは知らない」「妻と鍾離が同一人物とは知らない」「妻のことが大好き」「鍾離をバチバチに意識してしまう」くらいかな……。

ケース1 旦那も死んでる
鍾離は見た目年齢が変わらないけど、村では仙人様の血のものではないかとか、実は天女で旦那に惚れて天に帰らないとか色々生暖かい目で見られていたという。実際のとこ、仙人と人間の混血とかあるっぽいから許されますね。
旦那が老衰で亡くなったあと、姿を消した。

旦那は記憶を持ったまま璃月ののどかな村で暮らしている。前世趣味だった(妻が喜ぶので)料理をまた細々続け、小料理屋みたいなことをしている。
当然ある日再会する運命にある。因みに鍾離は旦那が転生していることを知っていて、たまに遠くから様子見していたけれど、晴れて凡人デビューしたから突撃する。初対面時に皿が死ぬ運命。

ケース2 妻だけ死んでる(死んでないけど)
まあちょっと鍾離側の事情で別れざるを得なかった感じ。ある日足場の悪い場所で妻の靴とか羽織とかそんなものが見つかって実質死亡扱いというやつ。
妻が死んでも月は登るし日は沈む。村で小料理屋を営みながら、1日1回妻の墓碑に手を合わせる日々。そこに妻はいませんが。
こちらも当然再会の運命にある。勿論皿は死ぬ。
こっちは落ち着いたら年の差カップル感がある。


ぶっちゃけ「死んだ妻に似てる」のコンセプト的にはケース2のほうがやりやすい。
ゆるゆるぽやぽや一人称ぼくのロマンスグレーが真っ青な顔で「その……、ぼくの妻に、似てるものだからびっくりして……」と旅人に告白するの、良い。
その内ぜーんぶ洗いざらい吐いてほしいし、「もう俺のことは嫌いになったか……?」としおらしく聞くものの目がギランギランな鍾離は良いぞ。鍾離のキャラ的に帝君カミングアウトはしない気がするけど、大事な伴侶なので大事にしてほしい。

「鍾離殿が髪を解くと、また一段と似ているんだ……ぼくはどうしたらいいの……」
「相当参ってるね」
「だってこんな、勝手に人の死んだ妻に重ねられるなんて嫌でしょう!?」
「うーん……、鍾離先生は気にしないと思う」
「そ、そうかな……? いや、駄目だよ、ぼくが気にする……」

「妻と……食の好みまで似ている……」
「うん……」
「たまに出る癖まで似ていて……まるで生き写し……ううう……」

「ふふふ、見たかあの困惑する顔を。相変わらず感情が全て顔に出る……愛らしいな」
「鍾離先生……」
「ん? そんな顔をせずとも、俺も愛する伴侶を精神的に追い詰めていじめる趣味はない。そろそろ……」
「……先生って、やっぱり神様だよね」
「おかしなことを言う、俺はもう凡人だぞ旅人」


蛇足 もしも妻に似てる側だったら

前世帝君の友人だった男、鍾離に「俺の妻に似ている」と言われてさあ大変。そんな記憶はない。
「妻……? 妻って、伴侶のことだよな……そもそもモラクスに伴侶なんて居たのか? 俺のことを見てもそんなことひと言も言わなかったのに……」とぐるぐる考えていますが、実際のところは鍾離が勝手に妻と言っているだけでそんな関係ではない。その後男は、鍾離から語られる妻エピソードが全部自分とのエピソードなので「なん……えっ、なに……??」ってなる。かわいそう。






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