十六夜(ブラッキー♂)


読心能力は強すぎるシンクロの力の招いた現象に由来している。精神や肉体に同調することで体の変調や感情を共有し、その結果としてシンクロの特性が他者の精神を読むことへと繋がっている。

幼少期の十六夜はこれのONOFFができなかったためにある程度近くいる者と無差別に同調し、肉体的には怪我や病気の苦痛、精神的には様々な記憶や感情、悪意や害意の情報をなんのフィルターもなく頭に流し込まれることとなったため一時期は廃人寸前にまで追い込まれた。

その後も長く解決策が見つからなかったために自衛手段として昼間から夜間へと活動時間をずらし、当然娯楽も少ないために畑に赴き作物の様子を見たり誰もいない厨房で料理に励んだりしたことで現在の職業技能も磨かれた。
シストルムと引き合わされ読心能力のONOFFを獲得したが、色々な方面で耳年増になり人付き合いにも慎重になった。口数も少なくほぼ常に敬語なために人見知りだと思われるが、それは間違いであるらしい。




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