男鹿くんの双子の妹・姫川さんとお付き合い中



『え、うそ姫川さんが財閥のおんぞーし?いやいやいや』

「いやホントだって。んですっげー金遣い荒いって有名。なあ男鹿」

「おう。オレは嘘ついてねーぞ」

「だからやめといた方がいいって杳子ちゃん!悪いこと言わないから」

『いやいやいやいや、待って。だって姫川さんファーストフードもコンビニも自販機も、あまつさえ通販まで私に払わせるよ?』

「え」

「おまえソレたかられてんじゃねーか」

「イヤそういう問題じゃなくて。いやそれもたしかに問題だけども!…杳子ちゃん、それってマジ?」

『え?うん。だから姫川さんってお小遣い少ないのかなーって思ってた。なのにホイホイ買い物するから最近躾けてるとこ』

「……姫川先輩、あんがい本気なのかもな」

「なんだよ古市。どういうコトだ?」





「男鹿は心配じゃねぇのかよ、姫川先輩いつも周りに女の人はべらせてるし…」

「そーなのか?」

「知らないのかよ!」

「む……だとしても、問題なくね?」

「イヤあるだろ…。杳子ちゃん泣かされるぞ?」

「姫川にか?」

「…あ。そーいや男鹿でも泣かせられなかったんだったな。拉致されて縛られても普通に睡眠時間にあててるし」

「だろ?姫川に泣かされる前にオレがぜってー泣かす」




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テーマ「人外ファンタジー」
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