(111110)



放課後商談タイムにて。



刄pターン1


「次!」

『一年間の給料すべてで妹さんを嫁にください!』

「断る」

『今年は片方でいいですから!』

「今年はって何だよ。断る。ハイ次!」

『次も私です!』

「じゃあ」

『その次も私!その次の次も!めげませんよ』

「あああもう面倒くせえ!!」


「あ、またやってる」

「飽きないよなー青柳も」

「飽きるとかじゃないんだろうね多分」



刄pターン2


『一年間の給料すべてで織姫先輩を嫁にください!』

「井上のことはたつきに交渉してこい」

『たつき先輩にはアンタには任せられんって言われました!』

「からのー…俺か。あれなんかデジャヴュだな。つーか断られたなら潔く諦めろ」

『めげないのが私の長所です!』

「もっと他のことに使えよその長所…」



刄pターン3


『一年間の給料すべてで嫁に来てください!』

「…はあ?」

『嫁に、です。黒崎先輩が、私の』

「分かりやすく言い直すな!つかそれなら逆だろ」

『えっ…せんぱい、じゃあ私を嫁に』

「もらわねぇ」

『ですよね。じゃあ先輩が嫁に来てください』

「ちょっとは凹めよ…」



刄pターン4(ほんのりベコレタ注意)


『一年間の給料で生徒会長を嫁にください!』

「石田のことでなんで俺んとこ来るんだよ、本人のとこ行きゃいいだろ」

『いやっ、まずは黒崎先輩に了承を得てからですかねと!』

「なんでだよ」

『わたしは自分の嗜好を他人に話す趣味はありませんので。ご勘弁を』

「嗜好?」

『ご勘弁を!それより生徒会長です。生徒会長を嫁にください』

「僕がなんだって?」

『ひょああ生徒会長!』

『おう石田、いいとこに来たな。青柳がオマエを嫁に―『くっろさき先輩!ぷりーずしゃらっぷ!』

「すごい…一瞬で黒崎をロッカーに押し込んだぞ…」




すみませんでした。


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