(120720)


サマウォ、OZ混乱時

剄イ久間と部室にて





『あーもう!寝るスペースないし!ちょっとは部室片付けようよ』

「なんで寝ようとしてるの。つか片付けようよって言うけどそこ、青柳の荷物も混ざってるからね」

『どれが私のか分かんないから片付けようって言ってんの』

「え、青柳退部すんの?」

『え?どこからそんな話に』

「いや、自分のを特定したいみたいなこと言うから。立つ鳥跡を濁さずかと」

『いやいや。というか退部どころか入部してもいないからね』

「でも居座ってるじゃん、こんな早朝から」

『まあね。てかさ、朝からOZの調子おかしくない?』

「あ、たしかに。でもベテランメンテによればごく稀にこういうことあるみたいだよ。まあいくら仮想世界って言っても人間が関わってるからね」

『そっか…それにしても……って、え??っちょ、佐久間!OZ!ひらいて!』

「もう開いてるよ、なに慌てて………え?なんだこれ」

『…OZが、廃墟みたいになってる……』







「あーもう繋がんねえ!」

『しょうがないよ、健二くん夏希先輩の親戚の家でゆっくり休んでるんだし。…すっごい妬ましい』

「はは、さすがに青柳じゃカレシ役は無理でしょ。夏希先輩をソッチ側にするつもり?」

『うん、いずれは』

「ちょ、真顔で宣言しないで」

『はは、は…?』

「?どした青柳」

『さくま。てれび。にゅーす…』

「ニュース?……は??」

『ははは、なにこれ、うわさをすればってやつかなあこれハハハ!!』

「いやいやいや!お、落ち着け青柳!健二はこんなことできる度胸もなければ理由もない!」

『だ、だよね健二くんだもんね!よし佐久間!電話!たたき起こせ!』

「おう、もう最終的には夏希先輩の親戚んとこ掛けちゃってもいいかな!」

『おっけー私が許可する!諦めるな佐久間!健二くんの甲斐性のなさを信じるんだ!いやだめだあのコいざってとき甲斐性あった!やればできるコだった!』

「いいから落ち着け青柳!」



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