(120310)

ただの友人同士
剽庭とか



『あれ、今日は男鹿くんと一緒じゃないんだ』

「いつもいつもアイツと一緒にいるわけじゃないって。たまには女の子と歓談する時間がほしい…」

『はは、女の子って私などでいいのかい』

「いや、男鹿に比べたら青柳は天国だから」

『アバレオーガに比べられてもねえ…ま、精一杯おにゃのこやってみせますよ』

「精一杯やらなくても青柳は普通に女の子だろ」

『あ、ひざ枕とかいらない?』

「え。…ま、まじですか」

『おにゃのこといえば太ももでしょう』

「…いいの?まじで?」

『うん。さきほど野良猫が座ったところでよろしければ』

「……」

『いやあ今生え変わりの時期みたいで。おかげで毛だらけですよ。どうだい、にゃんこ印のひざ枕』

「遠慮します。ものすごく惜しいけど遠慮します」

『そうかい』

「毛玉取り使うか?」

『あ、持ってんの古市。女子だねぇ』




ちなみに、男鹿と彼女は面識はあれど喋ったことはありません。

刹然下駄箱にて二人きり


「(…なんか見たことあるなこいつ)」

『(お、アバレオーガウィズアウト古市)』


終。
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