(120121)

姫川さんの部下が昔に古市妹を人質にとったことがあり、それからなんとなく気にかけている姫川さん。

刄Qーセンにて



「!…よう」

『はい?…あ、えーと、石矢魔の方、ですよね。男鹿くんたちと同じ教室の…』

「ああ。(つかそれ以前に会ったことあんだけど…いーか覚えてねえみたいだし。)つか、聖石矢魔のお嬢サマがゲーセンで何してんだよ。校則で禁止されてんじゃねーのか」

『あ、夜7時以降はさすがに駄目なんですけど。お昼間は問題ないです』

「へー、案外緩いんだな」

『って今わたしが決めました』

「オイ」

『大丈夫ですよ〜自分で言うのもなんですけど、わたし結構一般に紛れる顔してますし。格好が違えば先生方も判りませんって』

「銀髪が何言ってんだ」

『これは自毛です』

「まー双子と一緒だもんな、そりゃそうか。おら、これ被っとけ」

『ぷ』

「これだと顔も頭も見えねえだろ」

『……ありがとございます』

「ん?聞こえねーな」

『あっざぁーっす!!』

「体育会系か!つか叫んだだけで息切れてんじゃねえか」

『ひ、引きこもりなもので……』

「ハァ。おい、場所移すぞ。こんなのよりもっとおもしれーゲームがある」

『あ、待ってください姫川さん!その前にこのダイナマイトなハニーが欲しいんですけど』

「あ?UFOキャッチャーで箱入りフィギュアなんざ取れるわけねー『取れないんですか?』

「(イラッ)こら見てろてめー、この俺が完璧な計画を持ってすれば取れねーやつなんかねえってことを示してやるよ」

『わーい(せっかく名前呼んだのに…姫川さん気づかなかったみたい)』




古市妹は男鹿落ちか姫川落ちか迷う。男鹿妹は姫川落ち一択なのに。
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