剿M枝さんと男鹿妹
(まだ妹だとは知らない頃。ただ杳子ちゃんと男鹿との距離があまりに近いので、気になって目が離せない邦枝さん。その視線に気づいて近づく女好きの杳子ちゃん)






「(ベルちゃんのお母さんは多分あのひと…なら、あのこは男鹿の何なんだろ…)」

『こんにちはっ邦枝センパイですよね♪名前は何と仰るんですか?』

「へっ?あ、葵…。邦枝葵です」

『葵さん。素敵なお名前ですね。すごくセンパイに似合ってます』

「ありがとう。あなたは?」

『私ですか?わたしは杳子と申します。男鹿杳子』

「お…っ、(え?え?苗字が一緒ってことはええっと………男鹿の…本妻!!??)」

『?』

「(いや、ちょっと待って落ち着いて私、冷静に考えてみたら男性の結婚可能年齢は18…男鹿は15か16だから…彼女と結婚して苗字を変えるってことはまだ無理のハズ…でも現に……)」

『……邦枝センパイ?(私なにかおかしなこと言ったかな…?でも考えこんでる姿もおうつくしい!美人!!)』




このままずっと悶々しつづけたままだといいです。

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -